通訳者Mのブログ

通訳者の毎日をシェアする通訳ブログです

情報収集

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今年振り返ってみても案件によっては基本的なところからリサーチしないといけない場合もあって、あちらのリンク、こちらのリンクとあちこち調べ回らないといけないのですが、MicrosoftのBingにGPT-4搭載されてからは楽になりました。複数のサイトから情報を引っ張ってきて概要から詳細まで出してくれるので、情報が集約されてタイムロスが少ないのでホントありがたい。

それでも体系だって書かれた本を読んで知識の森を形成することも長期的に見たらとても大事なことで、かつ、自分の身を助けるので時間がある年末年始、こつこつ本を読んだり調べ物をする予定です。

 

今年は花屋さんへのチューリップの入りが早いらしく、うちの食卓も早春です

 

英日同時通訳の慣れ

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一昔前、先輩にどうしたらそうやって英語から日本語の同時通訳出来るようになるのか、と聞いたことがあります。その当時は練習しても本番では当然毎回聞こえてくる文が違うし、一向に出来るようになる気がしないなって思っていたんです。

 

あれからどのくらい経つかな。2,3年か。

今思うのは、ある程度時間が必要ということ。つまり慣れも大事。

『場数よ~』ってベテラン先輩たちがよく口にするのは、そういうことなんでしょう。

 

だから今悩んでいても、「私は向いていない」と思ってしまうのは仕方ないけれど(私もそうだったんで)、あきらめずにひたすら上手な先輩の真似をすることをおすすめします。同じに出来ないのはどこに原因があるかを突き止めることが出来るから。

もしくは何度も何度も同じ音声を使って練習して、スルスル出来るようになるまで仕上げてみて、何が出来ると違う音声でも出来るようになるのか研究すること。あんなに嫌だったのに好きになるのだから、分からないですホント。

 

その過程で、どんなスタイルが良いか見えてきます。

自分の通訳スタイルはあった方がいいです。帰れる場所が出来るから。なんとなくやっていると、毎日違うスタイルのパートナーに出会ってアレもいい、コレもいいと思っているうちに分からなくなってきます。

まず自分のフォームを固めるところから。

 

今年は年明け早々、仕事で標高が高いところに行ったら日差しが強すぎてその場しのぎのつもりで買ったRay-Ban

2023年は国内外どこまでもついてきてくれてお世話になりました。

来年もよろしく

通訳の終わりと次の通訳の始まりをつなげる

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更新が滞っていましたが多くの方に見て頂いているようで、感謝です。

 

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最近はパソコンケースのみで移動することが多くなりました。イヤホンとノートとペンがあれば事足りますし何より身軽なのがいいです。気持ちが軽くなって仕事に集中できます。

 

集中しすぎて真面目に通訳しすぎて今日は酸欠になりました笑 高速スピーカーの同時通訳を本気出しすぎました。笑い事じゃないですが、結構通訳ブースの通気が悪いところあるんですよね。

 

でもやっぱり本気で仕事した後は気持ちいいです。

 

逐次通訳する時って、英語を聞き取ったり自分のアウトプットに重きを置きがちですが、それと同じくらい自分の通訳だけ聞いている人がちゃんと繋がったロジックで聞いて頂けているかの視点も私は大事だと思ってます。逐次通訳が終わったところと、次の逐次通訳が始まるところのつながり。一つ一つの逐次通訳が単独で存在するのではなく、全部繋がっているように訳す。言うは易し、で意外と通訳にいっぱいいっぱいになりすぎるとその意識が薄まるから大変なんですけどね。

flush flush

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嵐の前の静けさです

コロナ明けて現地に足を運んで通訳することが多い最近です

先生も走る師走

 

こういう忙しい時期、一つ一つにちゃんと向かい合って仕事をする

大事ですね

準備の濃淡

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いま通訳業界は繁忙期というやつです。

雑に仕事をしない。こういう時とても大事です。

 

優先手配や指名などの評価は何もないところから湧いてくるのではなく、一つ一つの積み重ね。会議が終わってお客様から直接アプローチされなくても、どこで誰が聞いているかわからないのが会議です。

 

 

24時間の手持ちはみんな変わらない中で、どう準備して、どう濃淡をつけるか、繁忙期には悩むところです。こういう時に自分を助けてくれるのは普段からの情報収集だったりします。経験を重ねないと勘は働かないと言われたこともありますが、少しずつは効いてくるものです。

案件のトピックのリサーチを少ししてみて、全体像がザックリ見えて、どの部分の話をするのか、そしてそこに関係するトピックはだいたいココとあのあたりかな、というのが見えないのは、個人的には危ない案件です。そういう調べても調べても無知の知...を感じるような案件は手厚く集中して準備します。他の案件の準備に手を抜くわけではありませんが、濃淡は非常に重要です。全てベターっと準備してもそもそも時間は足りないし、成果は上記のような理由からあまりあがりません。

そういう感覚とか直感って、この忙しい時期とても大事です。

on my way back

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出張に行く度に思うのです。

移動時間がちょっとした気分転換とはなるけれど、通訳という仕事の観点から考えたら腰をギリギリまで落ち着けて準備ができる日本もしくは東京案件がやはり一番いいなということ

 

それで、パイロットの仕事を身体で感じて帰ってきた今回の出張、大変刺激になりました。今回は冬ということもあって結構フライトが揺れたんですね。どのパイロットもベスト尽くしたところで天候をコントロールできるものではないと思いますが、落差を少なく感じたり、知らぬうちに眼下に空港が見えるくらいアプローチしていたりするフライトもあれば、そうではないフライトもあるわけです。カクカクして降下するフライトもあるし、風をまともに受けて大きく揺れるフライトもあります。

 

復路のフライトは大きく揺れるアナウンスが始めから入り、上空で待機命令も出ているということだったのですが、往路のパイロットと違って非常にはっきりと、落ち着いた機長の声。あ、もうこの人に任せよう(任せるしかないんですが笑)って思いました。

 

かなり強く揺れますとアナウンスあったにも関わらず、揺れながらも気づけばスムーズなファイナルアプローチでした。到着出口に駐機してからもトーンの変わらない機長のアナウンス。この人みたいに仕事しようと思いました。

 

つまりA地点からB地点までのフライトという意味では到着すればどんな飛び方をしても任務完了かもしれないけれど、どんなフライトサービス、どんな仕事をしたかで中身は大きく異なって、スタンダードよりも上振れた分はユーザーから高評価になるという、そういう仕事の仕方です。

 

カレンダーを埋めるべく案件をこなすのではなくて、人のために明日も仕事をする、そういう心構えが必要だと再認識しました。

学ばせて頂きました🙏

The Economistだけは読む。そして歴史小説も文学も。

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久しぶりのリレー

手前に光っているのがオリジナル言語を聞くボタン。英語以外の言語が聞こえてきた場合は隣のRELAYを押します。

通常のオーディエンスに通訳する時もちゃんと通訳しようって気はもちろんあるんだけど、リレーする時って隣の他言語通訳者もプロで、自分の出した文章を聞いて通訳させていると思うと、緊張感があります。

 

 

 

先日紹介したNews Dietについて少し補足。

News Diet

著者はニュース消費を減らすメリットについて語っていますが、The Economistだけは読んでいた話が載っています。他は皆切られても生き残ったのね、とThe Economistの価値を再発見した気がしました。ニュース消費量は削ってますが、The Economistは引き続きたくさん読もうと改めて決意した次第です。Kindleでたくさん読むようになってから、オンライン記事のThe Economistも難なく読めるようになっています。慣れってすごいです。。今までは紙が絶対いいと思っていたのに。

 

 

読むのは好きで大学生くらいからずっと強弱はあるものの断続的に読書習慣は続いているのですが、通訳という言葉を扱う職業についている限り読む量は維持したい、出来れば増やしたいと思っています。なぜなら英語でも日本語でもリーディングはスピーキングやリスニングの基盤だから。それに本を読むと考えるクセもつく気がします。常に誰かと対話している状況ですもんね、読書って。

 

ただ飽き性の私は一冊ずつ読めず。ここでもKindleは威力を発揮してくれています。軽々片手で何冊も持ち歩ける感動。

仕事の行きは歴史小説読んでたけど休憩時間は洋書読もう、帰りはビジネス書読もう、寝る前はロシア古典行こう、とか、あっち飛びこっち飛び。落ち着きないです。

いいのさ趣味だもん

 

 

ちなみに今読んでいる歴史小説司馬遼太郎国盗り物語

昔読んでいた時に3冊まで読んだのですが、もう忘れているので1巻から読み直し。

斎藤道三の一生です。面白すぎます。私も高い高い目標を持ちたくなってきました。

国盗り物語(一)(新潮文庫)

 

歴史小説読んでみよっかなーの方にはこれがおすすめ

司馬遼太郎なのに1巻のみ。

徳川慶喜の一生についての一冊で、最近NHK大河ドラマにもなりましたよね

慶喜wayで物事考え始めてしまったりするくらいハマりました。1巻だからあっという間に終わってしまいましたが。

最後の将軍 徳川慶喜 (文春文庫)

 

ロシアとウクライナ紛争始まってだいぶ経ちまして、気づいたら中東でも紛争が勃発していますが、トルストイ戦争と平和はそんな視点から読んでみたくなってトライしています。

ドストエフスキーは読んだことありましたが、トルストイは初です。ドストエフスキーほどあくがないですが、どちらにしろロシア文学は描写が細かい。物事を説明するのにそこまで言葉数をさくかい普通、という発見です。人の表情とか。思わず想像してしまう細かな描写です。

戦争と平和(一) (新潮文庫)

 

とにかく読んで読んで、通訳の仕事もしつつ、読んでいます。

この職業の特徴

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仕事で夜遅くなってもエスプレッソと本片手に帰るのが昔からのルーティンです。自分の世界に早く戻る感じがするんですよね。通訳者をする前は英会話講師をしていたのですが帰り道22時半も過ぎるとカフェなんて開いていなくて、それでもコンビニであったかいコーヒーが買えると幸せで。

 

ともあれ通訳者をしていると色んな世界の人に会います。本当に世界が広がります。

場所も様々。

高層ビルで同時通訳したかと思えば地下の日本料亭だったり、普通に生活していたら入らない場所でも通訳は日々発生しています。企業の会議もたくさんあって、会社員であれば何社ものボードルームに入ることはないと思いますが通訳者にとっては日常茶飯事で、たまに振り返ると特異な職業であることを感じます。

 

冗談ではなく誇張でもなく、隣にもしくはすぐ目の前に世界が広がっていて、明日にでも地球の反対側で起こっていることを自分のことのように話しているかもしれない不思議な職業なんですよね。

よく分かると思えばすぐに分からなくなって、気が抜けない仕事です。

しかもit's not fair...と思う時も少なくないんですよね。笑

資料がしっかり頂けないのに、通訳は完璧でないといけない無言のプレッシャーがあったり。

外国人が日本人のプレゼンターに質問攻めにする質疑応答の時間もスリル満点で。

個人的に好きな部分です。もっと上達したい。質疑応答でかみ合った時が最高にスッキリします。それが好きでやっていると言っても過言ではないかもしれません。

日本人が外国人に質問することはないの?と思うかもしれませんが、逆はあんまりないんですよね。日本人、あんまり質問しません。なんででしょう?恥の文化だからでしょうか。このあたりの日本人についてよく知るには菊と刀 (光文社古典新訳文庫)が一番いいです。現代は少し変わったところもありますが、根本的な日本人的思想を理解するには十分すぎるくらい、研究しつくされています。(アメリカ人の著者によって、というのがなんだか複雑な気持ちになるところですが。)

菊と刀 (光文社古典新訳文庫)

VCとニュース

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今日は珍しく本の紹介

 

スタートアップ投資のセオリー――米国のベンチャー・キャピタリストは何を見ているのか

ベンチャーキャピタルの実態、歴史を知りたい場合はから一冊で概要を網羅出来ます。米国で実際にVC業務をしている日本人の著者だからこそ見えるアメリカと日本の違い。分かりやすく後半で説明されています。

 

The Power Law(ザ・パワー・ロー) ベンチャーキャピタルが変える世界(上) (日本経済新聞出版)

こちらはVC名や投資家の名前など固有名詞が大量に出てくるプラス翻訳ものです。少し読みにくいですが、VCの世界をつぶさに近くから、遠くから描いた本です。固有名詞が多すぎて細かすぎてベンチャーキャピタルの概要を知りたい程度の読者にはtoo much

 

News Diet

これは考えさせられる一冊でした

ニュースとの付き合い方を考えさせられます。そして同時に、物事の理解を深めることのできる読書の重要性について納得する本。

通訳しているとなかなかニュースとは手が切れません。が、誤解を恐れずに言えば、血眼になって地球上で起きていることを知らなくてもいいんじゃないかということ。なんとなくニュースを追いかけていなくては、という切迫感やプレッシャーから解き放たれて、読書におかげさまで没頭出来るここ最近の日々を考えると、この本が言ってることは一理ある、と思っています。

 

通訳者として完全にニュースから手を離すのは危険ですので、あくまでも横目でキャッチアップしつつ。

 

Kindle Readerで読むようになってあらゆる本に書いてあるように本当に読書量が増えてます。びっくり。

 

あ、でも紙でも読んでます

ヨガライフ 体と心が目覚める生き方

ヨガ的生き方の本。

 

オリジナルとの乖離

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これまでKindleアプリを使って電子書籍を読んでいましたが、Kindle Readerを使い始めたら気に入ってしまって、紙の本以上にぐんぐん読めます。何かやっていても片手で読めるのは、本当にありがたい。紙の本はそういうわけにはいかず。目にも優しく全く疲れないので寝る直前まで読めます。

アプリとは全く違う読み味なのでこれは本当におすすめしたい。

 

海外著書の場合はレビューや評価が高い本は中身はおもしろいんだろうけど翻訳がいまいちだとなかなか進みません。いまいちな翻訳って、原文に忠実すぎるんですよね。通訳を仕事にしているからか、原文はこんな感じだったんだろうな、とか考えてしまうような日本語が連発だと、もうちょっと勘弁、という感じで今日一冊挫折しました。

 

通訳も同じで、通訳者を介すことで聞いている人を疲れさせないようにしないといけないなと改めて思います。人の話って抑揚とか間とか、全部含めて、印象が出来上がりますよね。通訳はスピーカーになることはできないから、スピーカーの思い通りの通訳っていうのは難しいかもしれないけど、聞こえてきた原文から受ける自分の印象は少なくとも通訳には残したいなって思うんですよね。機械的に違う言語にするんじゃなくて。元の言語で聞いている人には、雰囲気やトーンを含め印象が残るはずだから。

 

Equity-身長に応じた台座を置くことで、皆同じ状態で試合観戦が出来る

 

よく人事の話で出てくるequity

通訳ってまさしくequityの為にあるサービスだから、みんなが同じものを同じ目線で受け取れるように少なくとも通訳者は努力しないといけないと思う。

いつかの為の読書

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通訳者になって何が一番悔しいかって、「時間さえあればもっとちゃんと準備出来るのに。」というもの。

なぜ時間がないかというと、案件によっては1年前、数か月前から予定が入るのですが、突然入ってくる案件もあります。突然入るということは、すでにその数日前にはもっと前から入っていた案件があり、皆どれも同様に準備が必要です。

その準備には濃淡があって、どれも全部同じ厚みでしなければいけないものではありません。

①資料をサーっと読んでOKというものから、

②論文や著書を読んでスピーカーを理解しないと務まらなそうな案件、

③word by wordで書き出して多少なりともクイックレスポンスで単語を覚えないと危なそうな案件、

④複雑すぎて背景を理解し、資料を解読するのに膨大な時間がかかる案件、など。

 

ほんの数例に過ぎません。

でも例えば3日後に③④のコンボが入ってきた場合。明日も明後日も終日埋まっている場合、どうするか?(そもそもそんなギリギリの案件を受けなきゃいいのでは?というツッコミは正しいです。が、頼み倒されたり、ヘビーな案件だったりすると、ヨシっ!という変な正義感がどこかからか涌いてきて、受けてしまうのです...自業自得。)

 

で、この前読書脳を読んでいたら励まされました。

要領よく仕事をこなしているデキル奴は、日ごろから読書をして脳内にキッチンスタジアムを構築している。

料理の鉄人という番組で、制限時間内に複数の料理を仕上げて腕を競い合い、鉄人に挑戦するのですが、必要になるであろう食材は何でもスタジオ内(=キッチンスタジアム)に揃っているんですよね。

 

今日も明日もやること山積みなのに、その上、明日の昼までに新たな報告書を完成させよ、と言われても、その時間がないし、あっても必要な情報の収集や知識積みをしないといけない。無理だろう、、と思うところ、

デキル奴は日ごろから読書をして...

ということだそうです。

 

やはり普段から長期目線でアンテナを張って勉強することって大事だと思いました。この本を読んでからさらに読書熱が高まりました。

今日、明日、今週の案件の見通しがついてホッとするのではなく、問題意識というのか好奇心をもって新たな知識を習得し続けることで突然のことに対応できる。

特に通訳者という仕事はあらゆる分野で発生するので、その効果は顕著かもしれないと思いました。

読書脳

fail fast and win fast

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今は毎日フリーランスとして違う類の仕事に出向いていますが、フリーランスになる前は社内通訳をしていました。社員と同様出勤し、社内会議の通訳をするお仕事です。先日引き出しの中から久しぶりに出てきた、退職した時に頂いたポロライド写真集を見て当時のことを久しぶりに思い出しました。

 

社内通訳という仕事はある意味、実験場だから早くつまずいて自分の弱点に早くに向き合った方がいいです。ずっと社内通訳をするなら話は別だけれど、フリーランスになることが視野に入っている場合は特に、早く失敗することは意識した方がいいです。

早くにつまずいて、分からなかったら何度聞いても良い環境が社内通訳ポジションのいいところです。私も頻繁にフィードバックもらうようにしていました。いつクビになるのか怖かったからです。そのくらい通訳に自信が持てなくて、逃げ出したかった毎日。落ち込む時もありました。

冴えない自分を責め続ける時もありました。

でも通訳はある種、スポーツのようなものです。

慣れがとても大事です。

知識やスキルをないがしろにするつもりはありませんが、慣れはとても大事です。つまり今日の明日すぐに解決しない悩みもあるということ。

 

でも慣れてある程度の景色が見えるようになって初めて、「慣れって大事だ」と思うのであって、始めから「慣れるだろう」なんて思えません。当然です。

今日の明日解決しない悩みを抱いて眠りに入るのはよくありません。その不安はどうするか?目の前にある、出来ることを100%やりきることです。100%やれば、すき間は出来ません。

出来ることを100%やっていると必ずなにがしかの結果がついてきます。

周りも見ています。これでチャンスが生まれます。

何よりも不安にならずに済んで、目の前のことに打ち込めて、結果的に成長が加速します。気づいたら6年も経っていました。

 

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有明JCTから都心へ向かうルート。

運転はある意味、無心になれて気分転換になります。

だからこそ、落ち着いて

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フリーランスとして通訳者になって2年くらいでコロナ登場だったので、出張はほとんど経験がありませんでした。

コロナ明けてから国内外問わず入り、通訳者ってこういう職業だったのか?と今さら。

 

出張というとなんだか聞こえがいいかもしれませんが、行く場所によってはそんなこともないです。延々と移動時間がかかることも。なのでPrime Videoと本を必ず持ち歩いて、手持ち無沙汰にならないよう工夫も必要だったり。私の場合は自他認めるコーヒー中毒なので、カフェが近くにないのは耐えられない。。笑 私の場合、エージェントに交渉して、クライアントから少し遠のいても市街地にホテルを取ることも一つの手なのです。

 

出張して何より大事なのは、いつもの精神状態を作り出すこと。

いつもの環境から衣食住の環境が変わることで浮足立って落ち着かなくて、目の前の通訳に集中できないということは避けないといけない。

 

それで、

英語出しの通訳をする時は、内容が難しければ難しいほど、フィラーを我慢する。

といっても普段から意識していないと出来ないことではありますが、ウッとかアーって言ってしまうとそれだけで「通訳大変です」と言っているようなもので、聞いている人にとって精神的負担が大きくなります。キャパオーバーしそうなときほど落ち着いて、無駄な音は出さない。

これは録音することで改善が見込めます。フィラーを出してしまう場合は、無意識のことも多くて、自分が言ってしまっている自覚を持つことが、まずはスタートかもしれないです。

レースアップシューズはきちんと見えて、かつ、がしがし歩けて気に入ってます。

奥はTAKEO KIKUCHIのスーツケース。大きめのタイヤとスッキリしたデザインが気に入ってます。この1年でだいぶ色んなところに付き合ってもらってます。これからもよろしく

緊張はある程度すること

こんにちは

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昔ある先輩が、大変な仕事をこなすと景色が違って見えるって言ってましたが、ヘビーな案件は終わると現実世界に戻ってきた感覚が強いです。あまりに緊張していてあまりに集中していてあまりにも議論に入り込んでいて、終わると『あ帰ってこれた』って感覚です。

 

一度会議って始まると誰が目の前にいて、その周りに何人聞いているかなんて分からなくなります。

 

通訳業していない友人に話すと緊張しないのか、と聞かれることもありますが、きちんと通訳に集中することに必死で緊張している余裕はないというのが正直な感覚です。

 

緊張して困る時はもしかしたら通訳に集中出来てないのかもしれません。そう思うと気が楽になりません?  

 

でもある程度緊張する方が実力を出せます。緊張していないとしたら、リラックスしすぎです。経験したことあるから、よく分かりますが、本番はある程度緊張した方がいいのです。  

 

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秋の空が高くて風が爽やかで、会議でかいた冷や汗を全部持ってってくれる感覚が好きです

just saying..

こんにちは

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ヘビーな案件ほど日が迫ってから入り込んでくる

どこから手をつけるか戦略を通勤中に練ってます

 

正確には、どこから手をつければ最短で効率的に最大限カバー出来るのか考えたら、怖くて動けない通勤中

正直ヘビーな案件は英語力の問題だけじゃなくて、どれだけ知識を積んであるかの方が大きいことの方が多いから

 

大丈夫大丈夫

出来ると思ってやりきるしかない

 

がんばろ