通訳者Mのブログ

通訳者の毎日をシェアする通訳ブログです

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

変な訳に慣れない

ambitious = 野心的な よく出てくる言葉ですが、早い話、その訳は違うと思います。 辞書はありがたい存在ですが英英辞典でニュアンスを確認してから通訳者は単語を使うべきじゃないかと個人的には思います。 ambitiousは意味ふたつ 1 determined to be succe…

本番は頑張らない

おはようございます 今日は先週リハのあった本番案件です 基本的に通訳者にとっては毎回本番です 本番だからといって特段頑張ることはありません とにかく集中する

通訳業界には正解も標準すらもない

ため息って自律神経にとって良いということは最近になって知りました。気合いをいれたい時、集中したい時、やはり自然にため息が出ます。 月に何度かお世話になる政府機関の案件があるのですが、お馴染みの警備員さんたちがたまに声をかけてくれるのです。落…

品詞に縛られない

通訳をするとき、品詞に縛られてはいけない。 品詞に縛られる、イコール、スピーカーの作る文章に引っ張られる。つまり、先が見えずに通訳しなければいけないことを考えると危険な文章の作り方である、ということ。 途中で思い出したように挿入句が、節が入…

知識でリスニングを補完している

英語の世界から日本語を聞いて、英語の訳だしが出来る時があって、その逆の日本語の世界から、聞こえてくる英語を日本語に訳だし出来る時があります。たぶん内容がそれなりに分かるときにそういうスプリットが可能になるのかな。内容がよく分からないで通訳…

木目ブース

20回に1回はお会いする木のブース 環境に優しく、気持ちも優しくなります love you!

リハーサル案件

おはようございます 午前中はリハーサル案件です 通訳者もリハに行きます クライアントが会議をどれほど大事に思っているか分かりますね 通訳者も頑張らないといけません 朝はガツンとフラットホワイト

寝る直前も英語脳に

寝る前のThe Economist ストレッチしながら夜は軽めの記事で 寝る前はどうしても紙じゃないと目が覚めます

後手にまわらないこと

ボクシングも通訳も、同じだと思うことがある。 どちらも少しでも後手に回ると苦しくなるということ。 どちらもスピードとコンパクトな動きが求められるということ。 求められるというより、より良いパフォーマンスを出したかったら必要だろうと私は思う。 …

練習で苦しんで、本番は冷静に

おはようございます 久しぶりのゆっくり週末です ミサイル飛んだり地震があったり日本も忙しいです 雨上がりの空 同時通訳の練習を朝イチで。 朝から自分の出来ないところを直視させられています まあでもそれが大事 練習でどれだけ出来なくても辛くても、そ…

リスニング力を上げるには馴染みあるトピック×推測×量 

前回の記事で書いた、 いい通訳をするには、いい準備をするというのはきれいごとではないですが、 必ずしもそれで全てが通るわけではないところが通訳という仕事を難しくしてると思っています。 資料は当然読み込んで、お客さんが伝えたいと思っていることも…

いい通訳をするには、いい準備が必要

良い仕事をするには準備が大切、というのはよく聞く話。でも、準備する、にも色々ある。そしてそれがパフォーマンスに影響している。資料に目を通しただけでも準備した、と言える。単語リストを作っただけでも準備した、と言える。最近思うのは、それじゃい…

招き猫つきタクシー

おはようございます 今朝のタクシー 現金受け皿らしい タクシーには本当にお世話になってます

ボキャビルと、美しい英語のためのシャドーイング

プロの通訳者として稼働してからトレーニングリストにシャドーイングは自分の中で上がってきていませんでした。通訳学校でもリプロダクションや遅れたシャドーイングが多かったと思います。 久しぶりにシャドーイングをやりましたが、楽しい。 自分が英語の…

出来るところから改善する

通訳せっかくするんだから、わかりやすいものにしたい。 でも通訳者が、話す人のスピードを決められるわけではないので、やるせない気持ちになる。 以前も書いた気がするけれど、 高速で話す人の通訳をどうするか、という課題は常にあって、 骨だけ訳すのも…

単語は紙で覚える

週明けの政府案件終了 夕方案件の用意を久しぶりにカフェで。 怒濤の1週間が終わって週末に入ってすぐ、次週の資料を読む気にならず、ずっとやりたいと思っていたトレーニングをやったり、たまった記事を読んだりしていると、週末あっという間に終わってしま…

The big one goes as bigger ones come

2週間私を苦しめた案件、無事終了 肩の荷がおりた おつかれさま EATELYのカプチーノはさすが違う でもこんなことでフーフー言ってられない もっと出来たはず。 次への改善点洗いだそ。

Google先生じゃないから失敗もします

クライアントの為に勉強するんだけれども、 完全に自分の知識を超えて話すことも当然ある。 仕方ない。我々Google先生ではないのだから。 そうしたら聞こえてくるまま訳すしかない。 しかし知識のないことを訳すのは不安だし、第一、筋の通った訳が出来てい…

通訳に興味がある方へ

通訳者はなじみのない職業かもしれません。 歩いていたらそこら中にいるというわけでもないし、 テレビで外国首脳が記者会見する際に同時通訳〇〇と出る時くらいしか、私も実際には見かけたことはありませんでした。 通訳者全員が国際会議や政府間交渉、記者…

オーディション

場所とか匂い、音楽で、突然昔のある日を思い出します。 オーディションのフィードバックを頂いた日。突然思い出しました。 5年前。 オーディションが終わったお祝いをしていたところに連絡を頂いたのですが、というか今になればそんなことで祝うんですか?…

通訳者の集中

頭が回転しないと、集中しないと、通訳は無理です。 簡単な方法は個人的にはないと思っています。よく巷で言われているチョコレートは効果は感じません。 いろいろな要素の組み合わせです。 きちんと眠ることも一つ、 座ってばかりいないで運動をして体を動…

15分でも8時間でも会議は会議

10分でも30分でも、通訳の必要があれば案件となり、 案件になれば何分の会議、会談だろうが徹底した勉強が必要だったりします。

隙を作らず

通訳案件の中にはIRという投資家が関心のある事業会社とする会議の通訳、という仕事があります。 投資家によってする質問の粒度は違います。今日は結構細かいところを突っ込んでくる方でした。 どの案件もそうですが、まあこのあたりはいいか、という隙でや…

soothing voice

常にこういう風になりたい、というロールモデルがいることでコピーがしやすいし、自分の成長につながりやすいと思う。 何も人生のロールモデル、までいかなくとも、いろんな面で自分が目指す具体的な手本がいたほうが、いい。自分の目指す方向がイメージしや…

オフラインの通訳案件は結構あります

通訳の仕事を振り返ってみると、コロナになっても必要な時は現地で普通に仕事です。 経営会議でもオンラインもあればハイブリッドもあり。 セミナーや国際会議など大人数が集まる性格のものはだいたい全てオンラインですし、海外の方との会談は在京の方を除…

同時通訳のメモ取り

通訳業界で大きくデジタル化したのはコロナ到来してからだと思います。 私の仕事の仕方も変わりました。 資料はみんなデータで頂いてます。今になると重い紙を持って東西に走り回っていたのが懐かしい。 それから同時通訳の時に取るメモは電子メモパッドに変…

当日話題に上がりそうな地域の地図と地名に親しむ

前の記事で出てきた、地図。 日本なら鳥取県と福島県と竹島の距離感が分かるけど、 外国は分からないので準備から地図を使って少しでも慣れ親しんでおく 同時通訳ならともかく逐次通訳だと理解していない言葉のリテンションはきついです。円周率を丸暗記する…

通訳者の週末

週末も緊急で突然呼び出されたりします 今日も首都高速で

資料がない場合の準備

スピーカーが教授だったり、研究者、ましてや政府機関のアドバイザーだったりすると、話すトピックが一応与えられようが、当日話す話題の広さは本当に覚悟が必要で。 そういう人に限って、資料がゼロだったりする。 うーん どうしようか。 特に最近国際問題…

同時通訳に勢いを

ウクライナ情勢が毎時変わっている状況で、私は毎日ニュースに釘付けになってます。 経営会議に出ても、官公庁の仕事でもウクライナ、エネルギー高騰がいつかのコロナのように聞かれない日はありません。 先日は国連のある機関が開催したウクライナに関する…