通訳学校に入ると自分の生きている世界とは全く違うことを通訳させられることに最初は、多少面食らっていました。違いすぎて感情移入もなにも。。でも学校にいる間にそういう世界を知っておいて損はないと思う。一からいろんな分野の勉強をするのは大変だから、あるトピックに当たったらその関連の書籍を読んでみる、とか。
結局通訳という仕事はその繰り返し、と、その積み重ね。通訳の経験を5年、10年、15年と積んで英語が日増しに上手くなっていくとは思えないけれど、知識は増える、と思う。どこかで聞いたことのあるトピックも増えていく。
発射台は高いに越したことはないので、通訳者を目指したい方は是非通訳の毎日が始まる前に本を読むことを勧めます。
このGWはミサイルが一発上がりましたが比較的時間がとれたので、読書進めました。
民主主義 〈一九四八‐五三〉中学・高校社会科教科書エッセンス復刻版 (幻冬舎新書)
西欧諸国と日本が共通価値観としてもつ民主主義。
民主主義ってわたし説明出来そうで出来ないな、そう思って手にとりました。
Democracy begins hereで、家族や友人との間、電車で隣り合わせになった方々、クラスメートとの間で民主主義は始まる。個人1人ひとりの幸せを目指すのが民主主義です。
読み終わって、日本に民主主義がある時代に生まれてありがたいと改めて思いました。なぜ民主主義への移行を目指す国々がまた社会主義国に戻ってしまうのかもよく分かる正に教科書です。
音読したい、滑らかな日本語です。