通訳者Mのブログ

通訳者の毎日をシェアする通訳ブログです

VIP

通訳していると普段会えないようないろんな方にお会いします。通訳者という職業の特徴によく書いてある文面。実際それはその通りなんですよね。

 

そういう方々とお会いする瞬間というものは思っていたよりも自然で地味で、同じ人間なんだなあと感じるんですよね。

 

テレビでしか見ない人を目の前にしたらラッパが鳴り響きそうだな🎺パパパパパンパパパンパ..

と勝手な妄想が膨らみますが、何人ものSPのあとに普通に目の前に現れて、気づいた時には仕事終わってます。集中していると相手がVIPでも、街中インタビューでも、正直変わらないのです。社内会議の通訳も、首相を目の前にした会談も、やることはびっくりするほど同じなのです。VIPにはプレミアム通訳、みたいなサービスがあってもいい気がしますが、そんなものありません。

 

 

ただVIPであることの重みは相当なものなんでしょうね。そしてそのVIPを守るSPさんも相当神経使う仕事だと思います。SPさんと一緒に動いたことありますが、なんだか007を本気で思い出す仕事ぶりでした。

 

 

安倍元総理、残念でなりません。本当に本当にお疲れ様でございました。そしてありがとうございました。