FTに以前載っていた通訳についての記事。
Dancing on Ropes by Anna Aslanyan — the joys and terrors of translation | Financial Times
印象的であり、真実をついている一文があったので引用します。
Translation is at the heart of human understanding — and misunderstanding.
歴史の中で大事な役割を担ってきたことに触れつつも、きっとこの記者さんも通訳者使ったことあるんだろうな、と思う一文です。
その誤解は人間が通訳している限り、発生するものなんだろうと個人的には思うのです。当然通訳する方は完璧目指して仕事するわけですが、誰の言い分も間違いなく分かる全能の神ではないし、内容は伝えていても通訳者の話し方でオリジナルと変わる話の方が多いのです。
通訳者も人間で、パーソナリティがそれぞれあります。通訳に当然反映されてしまうものです。
最近は、内容の完璧さは目指しつつも、通訳していて誤解が生じてもあまり自分を責めすぎないようにしています。次はがんばろう、と。
それは続けて集中していい通訳をするために、自分のメンタルもサッパリしている必要があるためです。
だからといって、迷惑かける通訳でいいわけではありません。引き続き研鑽する。
失敗することは大事だと思います。
自信も同じくらい大事です。
失敗を知らずに自信ばかりついたら傲慢になりますし、失敗ばかりでは通訳やめたくなります。
失敗しても反省して、サッパリすぐに集中する。
私が長く通訳していくには必要な心がけだと思っています。
帰り道は涼しい風で雨も降らず、空がお疲れ様してくれているようです。
ありがとう〜