通訳者Mのブログ

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通訳当日、手元資料いる?

色々案件の準備をしてきて最近思うのは、通訳している間はiPad見る必要ないんじゃないのかな、ってこと。

 

通訳中は話している人の思考回路とシンクロする必要があるから、自分で好き勝手に手元の資料を見るわけにいかず、どちらにしてもスクリーンで共有された資料、もしくは会場前方に映し出された資料を見る方が話についていける。資料が映らない場合は当然手元見ますが。

 

単語集も自分の当番じゃなくなったら分からなかったところはチェックする程度で、通訳中は手元の単語集は見ない。私の場合見てる余裕がないって方が近いかな。

 

じゃあどうするかといえば、案件までにノートに書き出して手で覚えておく。ノートのあの辺にあったなという視覚で覚えておく。

 

書き出すだけじゃ追いつかない膨大な量の単語を暗記しないといけない時は、エクセルの表にしてクイックレスポンス出来るようにしておく。

 

クイックレスポンスで確実に単語を覚えるやり方は、

 

1上から英語を隠して日本語を言う

2しばらく進んで分からない単語にぶつかったら、答えを確認。

3また上からやり直し。

4いちばん最後までやったら、お尻から上までさかのぼる。

5それも終わったら、ランダムで隠して答えられるかチェック

 

基本的に大学受験からこの方法で覚えてきました。3がミソですねたぶん。ここで突き進んでしまうと覚えた気がしてるだけで2周目には忘れてます。案件によっては300語覚えないとならない時もありますが、これでどうにかしてます。

 

単語は覚え終わった状態で案件に臨むべし。と、当日iPadいらないんじゃないか?という私の主張は、基本的には当日の自分の実力次第、という私の超O型的な考え方がありますが。笑

 

でもそう納得してからより耳に集中出来るようになりました。それからよく眠ることも大事だと思います。