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リレー通訳

こんにちは

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先日久しぶりにリレー通訳が発生しました

 

リレー通訳のリレーは文字通り、一つのバトンを次の走者に渡すように、ある言語の通訳者から出た訳をバトンとして受け取り、その言語をまた通訳することを意味しています

 

例えば、イタリア語、日本語、英語の参加者がいた場合、イタリア語のスピーカーの話を英語に通訳する、伊英通訳者が存在します。そしてその英語の訳を聞いて、日本語に訳す英日通訳者が存在します。

 

リレー通訳というのはイコール同時通訳ですので、上記の内容が一度に起こることになります。

つまり、イタリア人の話を日本語で聞きたい人は、日本語チャンネルに合わせれば日本語が聴こえてくる、という仕組みです。

 

リレーですが同時通訳なので、やってることはいつもと基本的に変わりません。

 

 

がオンライン通訳におけるリレー通訳は、使うプラットフォームによって操作が異なります。

 

先日はZOOMでのリレー通訳でしたので、日本語チャンネルに合わせて、イタリア語からの日本語通訳を聞き、英語の訳だしをしました。そして英語スピーカーが話すときには、訳出しボタンを日本語に切り替えて英語から日本語に通訳。

 

このボタン操作が感覚的に出来ないと、訳だしどころではなくなりアタフタします。

 

その前にリレー通訳をした際には3言語以上でwebexでしたが、その時は聞こえてくる言語によってボタンを切り替える、というものでした。最近プラットフォームの改善が進んでいるので、現在の操作は違うかもしれません。

 

自分の耳が悪いのかと必死に聞いていたらドイツ語だった、フランス語だったということもありました。

 

リレー通訳に当たるのはそんなにあることでもないので毎回新鮮でワクワクするのと同時に、自分の訳が違う言語のベース音声になるということは責任がより重い気がしていつも緊張します。