通訳者Mのブログ

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通訳学校

こんにちは

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2017年にフリーランス通訳者になって、トレーニングに関しては何度も改良してきました。ずっと同じメニューをやっているのもある意味慣れてきてしまって。

練習メニューを見直す時にはまず自分の弱いところ、改善したいところから洗い出します。

 

例えばリスニング力。

リスニング力と言っても、どういう風に聞き取れないのか?

 

同時通訳している時に聞き取れないのは、黙って聞けば聞ける?もしそうならそれは同時通訳のスキルが足りないのかもしれないよねとか。

音と意味が繋がるのが時間がかかるなら、音読が足りないのかな。とか。

 

弱点にあったメニューを考えていきます。

 

 

対照的に、通訳学校時代には決まったメニューでした。基本的には学校でやった部分を完璧にすることが方針だったので、一文ずつリプロダクションして2パラほど進んだら、同じ部分を逐次通訳し、同じ部分を同時通訳し、というメニューでした。たぶん一日2時間強、3時間ほどやっていたと思います。完璧にするまでやるというのは非常にわかりやすいので集中出来ました。

 

学校に通う利点というのは、道案内役がいることだと思います。何をしたらいいか、何をすればどこまで到達出来るかを示してもらうことに意義があるんだと思います。独学だとその辺りは試行錯誤です。時間がもったいない。

言われたことを完璧にする。シンプルで最強だと今でも思ってます。

 

だから私、通訳コーチなんて職業があったらつけたい。アスリートがコーチつけるのと同じです。

 

しかし気をつけないといけないのは、通訳学校にただ通ったからといって通訳が突然ベラボーに出来るようにはならないし、ましてや英語は伸びません。

どの学校もきっと現役通訳者が先生の中にはいると思うので、その人を完全にコピーすることを目指して努力する。努力している人は先生から見ていれば分かるものです。するともらえるアドバイスも変わる。

まずはある程度のところまで来ないと分からないこともあるのです。理論的に納得がいっても通訳出来るようにはなりません。

 

やってるとある時ふと、

あれ、こんな感じか。。?

 

の瞬間が来る。それはある程度自分で努力しないと、アドバイスばかりかき集めても出来るようにはならないのです。