こんにちは
通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです
最近はコロナ禍も後押し要因となってデジタル化が当たり前になっていて、ホテルのチェックインも機械、エレベーターに乗る前もカードで行き先入力、レストラン空き情報も部屋から確認、など、人との接触があまりありません。
便利ですが、やはり人間は社会的動物故なのか、心のどこかが満たされないんですよね。
姿勢良く振る舞う一流のホテルスタッフが笑顔で朝6時からおはようございますって言ってくれる、これは一つの付加価値なんじゃないかって思います。チェックインマシンでは感じられない温かさ、豊かさがあります。その温かさ、豊かさで心が満たされる。またここに来よう、と思う。なんだか分からないけど、このホテルはいいな、消費者にそう思ってもらえたら、それはこのホテルのブランド力になっていくんだと思います。
翻って通訳も同じだと思うんです。
私の中の仮説は、どこまで行っても皆人間で、ヒューマンタッチを求めている部分があるということ。
通訳にうまくヒューマンタッチな部分がのせられる時、よく伝わるし、何より喜ばれることが多い。
なんだか良く分からないけどこのホテルいいな、と同じで、なんだか良く分からないけどこの通訳いいな、そう思って使って頂けるような通訳が出来るように引き続きがんばろ
言葉を追うことに通訳では必死になりがちなんですが、時と場合によりけりですが、『この人、どういう気持ちなんだろう』そういう人として普通の感覚が、通訳にはもっともっと必要なんじゃないか?
確認すべく、来年もがんばります。
国際線ターミナルの朝
地球の反対にいたお天道様を首を長くしてお待ちして..やっと日本に来てくれた
morning