こんにちは
通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです
通訳する時は聞いている人の表情を見ながら微調整することも大事だと思います。通訳者は通訳している気になっていても、いまいち伝わってない。そういうことはあります。
ちょっと確認していい?と分からなければ積極的に質問する人もいれば、何だろうそのうち聞いていれば分かるかな、というスタンスの人もいますよね。
理解の齟齬を埋めるところまでは私たちの仕事じゃないかもしれないけれど、やはりコミュニケーションを任されているものとして、会話についていけない、言っていることが理解出来ない、そういう人が通訳が介在する会話で発生させない努力は、微調整することでできると思うんです。
オンラインだったら聞いている人が難しい顔をしているか、頷いているか、表情が固まっているか、すぐに分かります。ブースからでも見える場合たくさんあります。
逐次通訳なら途中で止めることが出来ても、同時通訳だと分からなくても黙って聞くしかないこともあります。よね。そういう人たちが発生しないような通訳を常にしたいです。
微調整というのは具体的に違う言い回しをするということです。自分が調べてきた単語で使っていても、お客様がピンとこなければ使う意味がないですもんね。昔から私は思っていますが、オンライン辞書は遅いので、同時通訳では電波環境も気にならない電子辞書がおすすめです。本当に速いです。
ずっと座って通訳していると脳の回転が緩くなってくる気がして、合間を縫って散歩。