こんにちは
通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです
日々案件と向き合って気づけば月末という生活で有難い毎日です。ただ案件が頂けることは当然ではなくて、この業界でやらかしてしまうと同じクライアントにセカンドチャンスはありませんので、失敗を恐れるなとよく言いますが失敗したらやり直しが効かない世界であることは確かです。当然失敗の程度もありますが。逆も然り、一つ一つの仕事が次の仕事のマーケティングです。今日の仕事が将来の指名案件に繋がることもあります。
誠実に仕事をしていても、ダメなものはダメだというのがこの世界のシビアなところです。
通訳者目線からしたら、そんなに速く喋っておいて美しい日本語でどうやって訳せというのか、と思いたくなるスピーカーがいることも確かですが、それでも出来なさ程度にも許容範囲があります。
自分が話している日本語が意味をなしているかどうか意識せずに速さに引っ張られて、とにかくマイクに向かって話していると、聴いている人はレシーバーをつけているのが辛くなります。変な日本語を聴くなら、分からない英語をそのまま聴いていた方がマシだという心理が働くのだと思います。訳出のクオリティーに規律を持たせるのは自分しかいません。
通訳者としては、スピーカーがそんな速く話すことは想定していないとか、資料が来るのが遅かった、など言い分はあります。が、聴いている人には関係ないのがこの世界の辛いところで、かつ、通訳者の頑張りどころです。
聴いている人のことを考えて訳しているかどうか、そういう情緒的なことが出来るのがAIと人間の違いなのであって、それが出来なければAIの字幕を読む方がマシ、そういう時代になっています。

バラはいつ見ても美しいです。
訳出もいつも美しく。
理想ですが。
でも理想がなければ人間として仕事している意味がありません。
Have a beautiful day everyone.