こんにちは
通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです
ニュースやロジックの通った話よりも情緒的な話をそのままの色合いで伝えようとする時自分の力量不足を感じます。
ビジネスではなかなか情緒的な話にはならないのですが、例えば思いを馳せるとか、一つの言い回しで安心するのではなくて、日本語で「思いを馳せる」と聞いた時に感じる雰囲気を伝えるにはどうしたらいいか、考え続けたいなと思います。
でも結局そういうふんわりした情緒的な話は、日常使いしている言葉でしか伝えられないものです。
普段使いの言葉は日々消化する情報から積みあがっていくので、普段から新聞だけでなくて、インタビューのポッドキャストを聞いたり、フィクションを読むことで、幅広い単語力がつくと思います。ニュースだけ読んでいても気持ちとかニュアンスはあまり出てきません。
そして日本人目線で「伝えた」と思っても、特定の言い方をしないとネイティブには「そういうことね」とストンと落ちない事ってあります。
そこは通訳者自身がアンテナを張って、オーディエンスを見ながら『伝わっているか』に気を配りながら言い方を工夫する、そういうプロセスを経ないと自分の言い方だと伝わってないかもしれない、という気づきになかなか繋がっていきません。
通訳者の仕事の多くは、主体的な気づきが多く鍵を握っていると私は思います。
日本語の意味を見ると同じ意味だからといってどのフレーズを使っても同じかと言えば、違いますよね。それは通訳者自身が色々な媒体から日々英語を吸収して、本来のニュアンスを身に着け続ける習慣がないと使い方違いますよ、とは誰も教えてくれないので、主体的な気づきが通訳者として大事だと思います。