こんにちは
通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです。
逐次通訳も同時通訳も好きですが、それぞれに難しさがあります。
また同じ同時通訳の中でも、抽象的なことやニュアンスが大事なトピックを議論する時は、ただ単語を置き換えているだけではAI翻訳のような分かりにくい訳になるので、自然に会話していて聞こえてくるような訳を出すことに注意を払います。
これは意外と大変です。理由の一つは、尺があわないということ。
例えばですがWhat makes us good enough?という英語を分かりやすい日本語で話すには、どういうことを聞かれているか理解したあと、普通の日本語だったら何て言うか、を考えてから訳します。普通の日本語でなんと言うかは、どんな時も考えて訳出するものですが、抽象的なトピックや文だとその変換に頭を使います。冷静に通訳していないと出来ないことでもあり、1秒くらいは余計にかかります。
そうするとwhat makes us good enoughのあと相当スピーカーは話してしまっているので、上のプロセスを走らせながら、スピーカーの話を聞かないといけません。
この類の案件は半日やっただけで相当疲れます。が、聞いている人に伝わって初めて私たちの価値が出るので頑張らないといけないし、伝わっているのを見る時は嬉しいです。
こういう案件の時は200カロリーのキットカットバーの出番。いつもありがとう。