こんにちは
通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです
逐次通訳する時の頭の中がどうなっているかというと
聞いて、
イメージして、
話の流れをメモして、
スピーカーが話し終わりそうになったらノートの取り始めた部分を見て前の話が終わったところを思い出す。
前の話からつながるように文章を始めて、
頭の中に描いたイメージを、ノートにある話の流れに合うか確認しながら話します。
とザっと6ステップくらいあるんですね私の場合。もちろん人によって違います。
私の中ではイメージすることはほぼ自動的にやってますがとても重要で、言葉だけ追っていると記憶に残ってくれないし、自分の言葉で再度話すときに聞いている人に同じイメージが伝わらないんですよね、だってイメージしてないんだから。
だから一生懸命話しているけどなんかよく分からないという人いますが、きっと言いたいことの具体的なイメージがないんじゃないかなって思います。
4ステップも、スピーカーが終わってからすぐにわかりやすい通訳をするために大事にしているところ。
でもステップがいくつあろうが、何をしようが、お客さんはとにかくわかりやすく、時間を無駄にせずに通訳してくれればなんでもいいのです。
それから最近思うのは、エージェントにもよく聞くことですが、日本人で英語がわかる、話せる場合でも通訳を頼むことが多いので、日本語の通訳だけでなく、英語の通訳でも評価が結構厳しいお客様はいます。逆にそれだけきちんと英語通訳ができれば、評価されるということで、当然ですが私たち両言語磨かないとなりません。
個人的には、通訳者をやっているなら言語って今さら机に座って勉強してどうにかなるものではないと思います。その人の生き方そのもの、消費するもので大きく変わります。だから苦しい思いをして机に向かって勉強するのではなくて、驚き、喜び、感動、そういう感情と共に好奇心を持って生活することで少しずつ、積みあがります。
Japanって感じですが
この扇子がなんかChinaですよね