通訳者Mのブログ

通訳者の毎日をシェアする通訳ブログです

パッシブとアクティブ

11/24 23:18更新しました

 

 

 

 

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

知っている単語(passive)と使える単語(active)の量はイコールではありません。通訳者がボキャビルをしないとならないのは、相手が話す言葉を全て知らないといけないからです。つまりpassiveは、青天井で勉強に終わりはありません。

 

ただここでトリッキーなのは、目で見て分かるpassive単語はほぼ意味がないということです。耳で聞いて分かる単語を青天井に増やしていかないといけないのです。

 

リーディングは大事ですが、聞く量も確保しないとあまり意味はないのかもしれません。

 

言語は単語のパッチワークではないので、聞いたそばから意味が自然と分かる、つまりすぐに『こういうこと』が捉えられる能力も必要です。単語を単体で知っていても何の意味もありません。

やはり大量に聞くことが大事なんですよね。

速すぎる英語と背景知識

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

案件前の準備としてやることの1つに、Youtubeでの同時通訳の練習があります。

担当するスピーカーがYoutubeにいたら、ですけれど、どんな風に話す人なのかチェックしていきます。

 

先日の案件前にYoutubeを見て同時通訳の練習をしてみたら、速い速い...

 

(同時通訳開始)

ひぇ、この人無理だな

(一時停止)

 

ちょっともっかいアタマから...やってみるか

(もう少し進んで)

 

いやぁ速いわ...どうしよう  

(一時停止)

 

みたいなことをやって本番に臨みました。

始まってみると、これがYoutube通りなんですね...速すぎじゃ

休憩時間にブースまで来てくださる素敵な方だったのですが、

スピード落とすことで合意したにも関わらず、後半スピード変わらず...

 

 

 

まあよくある話です。

数語遅れて通訳するのが同時通訳なのですが、その原則が速すぎると崩壊します。その時、崩壊したまま日本語は出せません。早口でも自分が一文言い終わる頃には二文くらい先に行く速さです。まともに通訳していたら10分ともちません。

こういう時に活きてくるのが、背景知識です。

Youtubeに出ているくらいの人であれば中には論文や、本を出版している人もいます。読んでおくと、耳だけでは対応出来ない緊急事態に救われます。

今回もそれで首の皮一枚つながりました。

 

新聞、雑誌の役割

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

トピックとスピーカーだけ決まっていて資料は一切ないような案件、例えばスピーチ、対談では新聞、雑誌を読んでいたことで救われることが多いんですね。世界的な問題に関して対談しましょう、というような案件では、話題があっちに飛び、こっちに飛び、最近の話題には全て触れるということがあります。

 

環境、ひとつ取っても、 

感染症、ひとつ取っても、ネタがつきない毎日です。

日々の案件に追われていると世界の反対で起きていること、どこかの会社が破産した、など自分には関係のないこと、と思ってしまいがちなんですが、読んでおいてよかったと思える日もあります。

 

それと同時に思ったのは、通訳者でいる限りある言語で新聞等読むときに、これは日本語だと、英語だとなんて訳すのだろうか、という自問自答をすることはやはり大事だと思いました。内容が分かっていても、訳せないと仕事になりませんものね。

 

 

秋の日差しは強くて爽やかです。特に20代の頃は楽しいことも、悲しいことも、ハプニングは秋でした。落ち葉を見るとWaltz for Debbyが流れます。

30代になってからは自分自身を見つめる時間が増えました。通訳という仕事をしていると自分に批判的になることが多いんですが、自分をいじめてもいいことないぞ、と最近やっと自分に言い聞かせられるようになりました。いじめない程度に反省をして、切り替えて、改善を目指す毎日です。

通訳者の諦め

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

自然で淀みないアウトプットを出したい自分と、正確に全て出したい自分が最近喧嘩をしている

 

 

大抵通訳が始まると喧嘩を始める

やめて欲しい

集中してくれ私の脳みそ!

 

何年経ってもあるジレンマなんでしょうが。

そしてなくなってはいけないジレンマなんだと思う。

どちらかに妥協した通訳はいい通訳ではないと思うから、まあ仕方ないのかな喧嘩するのも

 

前進しようと考えていれば、後退も前進のうち、と考えています

考えないのはそれは後退だろうとは思うから、無駄なこと自分やってるなと思っても、考えて出来ないことが多くても、それでも良くなるために考えながら進むことは仕方のないこと、として前向きに諦めています

通訳の言葉選び

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

 

英和辞典を引くと日本語で意味が出てきます。

その日本語を和英辞典で引くと該当する単語がいくつか、多いときは十数個。

今度その羅列された英語を英英辞典で引くと、説明が少しずつ違う。

 

日本語英語は必ずしも一対一で意味を捉えられる言語ではないということで、たぶん他の言語もきっとそうなんじゃないかしら。

 

日本語を1言ったら、英語では5言わないと伝わらないこともあるし、その逆もしかり。

類義語はいつでも置き換え可能なものではないということなんですよね。

 

似ている意味の単語に置き換えることで伝わるニュアンスは変わるので、ワードチョイスは気をつけた方がいいなあと思っています。

なんとなく仕事をするのは簡単

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

通訳者としてきちんと準備して仕事に入るのは結構普通のことだと思っていますが、忙しければあまり準備しないで入る方もいるようで、まあ十人十色ですし、私は支払う側ではないので文句はありません。

 

確かに、多少案件によって力の入れ具合は多少異なります。私にとって力を入れないでいい案件は、何度も入ったことのある会議です。それ以外は徹底準備していかないと怖いので、しっかり準備し、前者の案件も単語を書き出したり普通の準備はします。

 

これは駆け出し通訳者でもベテラン通訳者でも基本的に変わらないと個人的には思います。そうでありたいと思います。どれだけ通訳という作業に慣れてきても、忙しいからと言って怠らない自分でいたい。

 

 

 

 

昔、あるベテランの方と組ませて頂いた時、それ以来何度か組ませて頂いているのですが、帰り道に通訳者とはどうあるべきか訥々と話されていたのが印象的です。

 

ベテランになってもきちんと準備できる通訳者と、経験年数が増えてきて大体聞いたことがあれば準備しないで臨む通訳者がいる、と。後者になっちゃダメだからね、と。

その先輩にはキャリアの早い段階でそういうことを聞かせて頂いてありがたかったなと思います。

 

 

 

準備しているか否かは結果に出るだろうと思いますし、周りが手を抜いていても抜かない規律は自分の中に必要だろうと思います。

 

逐次通訳のミュート解除

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

今週は逐次通訳ウィークだ。。

なんて紙がもったいないんだろうと思いながら惜しみなくノートをとる毎日です。

冗談抜きで、逐次通訳の際は白紙部分があっても惜しみなく大胆にノートは取るべきです。文の切れ目で白紙部分がまだ微妙に残っていても真面目にその部分を使ったりしても(個人的には)あんまりいいことありません。

この場合は絶対にノートを必ずめくらないといけなくなるからね。

話に集中出来なくなる。

 

 

 

オンライン時代の逐次通訳は、現場にクライアントと一緒にいる場合と違って、ミュート、ミュート解除のひと手間がかかりますよね。

これは人によりけりだと思うんだけど、私は必死にノートを取りながら考えをまとめているその数秒から数分の微妙な息遣いをマイクが拾ったら嫌なので、通訳し終わったら必ずミュートします。通訳再開するときにミュート解除するのですが、完全にスピーカーが話し終わってからミュート解除すると、意外と時間がかかるんですよね、これが。

 

1スピーカーが話し終わる1秒後くらいにノートを取り終わる

2それからミュート解除する

3通訳し始める

 

スピーカーが話し終わってから通訳が流れ始める前に2秒から下手したら3秒とかかかります。(マウスのクリック作業が上手くいかない場合ね。ものすごく事務的でどうでもいい部分ですが現実なのです。エージェントに行くと便利なボタンやらスイッチャーを使ったりで、必ずしもこのクリック問題には苦しみませんが、マウスでクリックしないとならない場合は少なからずあります。)

 

ということで私の場合、ノートを取りながら話が終わりに近づいてきたなと思ったらミュート解除しておきます。そうすると話し終わってすぐに訳し始められる。

 

 

スムーズさの前に正確さは当然のこと、他にも通訳にまつわる重要な要素はあるわけですが、英語能力にさほど困らない日本人が増えてきた今、スピード感、スムーズさは必要だと思います。時間をかければ皆さん英語は話せるわけですし。基本的に聞き取りは大丈夫です、という方も増えていますので、「一応」「念のため」通訳を頼まれている場合も多いと感じますので、クライアントの理解プロセスを邪魔しない、かつ、時間を盗まないスピード感は心がけたいと思っています。

 

スピード感と言っても速く話すということでは必ずしもなく、

えー、あの、So! などのフィラーで時間をつぶさないことでも、だいぶクライアントの時間を浪費しないで済みます。

 

 

机にばかり向かっていてもいいことありません。

人類は動いて発展・成長してきたこと考えると、運動を日々の生活の中心に考えた方が調子が上がる気がします。

通訳はスポーツ

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

隣国が暴発していて日本中が休めない日々が続きますね。皆さん文化の日いかがお過ごしでしたでしょうか。

 

休みの日は通訳者は何をしているのかというと、休みだからこそ仕事の準備が出来る、という、そういう職業なんです

それは休みじゃないのでは?と自分にツッコみたい気もします

 

 

そう、コロナのずっと前からプライベートと仕事の境界線は曖昧な職業です

休みだからって本当に通訳や英語を忘れて休んだ日がどのくらいあるかと考えると、一年間で数えるくらいしかないものです

 

 

どちらにせよ通訳はスポーツと言っても過言ではないので、感覚は忘れない方がいい。自分が感覚を忘れ始めるインターバルはどのくらいなのか早くにパターンを見つけ、忘れる前に練習を入れておいた方がいいです。

 

通訳で仕事を始めると仕事の準備と仕事そのもので一日があっという間に終わっていきます。やりたいトレーニングに時間がしっかり割けるのは駆け出し始めの頃だけかもしれません。任せてもらえる案件の難易度は当然上がっていきますので、いつまでも余裕が生まれないためです。

 

だからこそ最低限必要なメニューを必要なタイミングでこなすことが大事なんじゃないかと。忙しいから、と自転車操業でやっていると腕が落ちていくらしいです。

現状維持は衰退の始まり、と昔のマンガにありましたが、それは本当らしくて。

 

超一流になるのは才能か努力か? (文春e-book)

 

研究で明らかになっているようです。

経験は積んでも腕は落ちる、は医者でもあるようですからたぶん通訳者も例外じゃないと思います。

 

亀の歩みでも続けることが大事かもしれません。

通訳のニュアンス

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

 

表と裏があるように、一つのことを表すのに「こちらから目線」、と「あちらから目線」があります。

 

あなたがパリに出かけて、レストランで美味しいメカジキのトリュフホワイトソースがけ、なんていうのが出てきたとしましょうか。あなた目線で行けば、a cuisineと言ってもいいかもしれないけれど、厨房にいるシェフからしたらone of the plates程度。

 

ずるずる付き合っていた彼女とサヨナラしてすっきり人生のa new chapter beginsと騒ぐ側と、突然フラれた側はa shattered hope in life かもしれません。

 

どの目線で通訳するかによって、使うフレーズや単語は考えないといけない、場合もあります。

 

 

非常に細かいことですけどね。

「そんな言い方英語ではしないだろう」そう思って英語の自然な言い回しにする。何も考えずにやっていたことですが、直訳調でそのまま訳して欲しいクライアントもいます。この記事でいう直訳風というのは、英訳する際に辞書の1番上に出てくる表現だけを使ったような英文を指します。

 

ドレスコードが相、対する人の為に存在していて、着る人の気持ちは関係ないように、通訳も、通訳者が話したい英語を話すのではなく、クライアントの話したい英語を話す為にあります。

こう書いてみると当然のように思えますが、意外と実践するのは難しいことだと思います。人間が通訳していますから、その人の色が入ってしまうのはある程度仕方のないことではあります。

 

でも実際に直訳風英語で通訳してみると、「ネイティブらしい英語」に勝手に変えることで、確かに、そこからあふれ出すニュアンスが本当にクライアントの認識と一致するのか、確証が持てない場合もあるだろうと感じました。

 

英語から日本語なら、自分がネイティブですから少しの表現の変更で変わるニュアンスも手に取るようにわかりますが、悲しいかな、全く同じことは英語では難しい。

 

 

もちろん、クライアントが全員直訳風の通訳を求めているわけではありません。

が、発言に重く責任が伴う場合は慎重を期して訳すことも必要だということだと思います。

通訳とリーディング

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

こうやってThe Economist読んでいて思うのは、やっぱり調べなければいつまでも分からない単語であるということ。たくさん読んでも突然ひらめいて意味が分かったりはしない。そういうことは多読に求めてはいけないんです。

 

多読することで、文章が英文の羅列に見えなくなってきて、書かれている内容を映像のように捉えることができるようになる。読む速さが自分の話す速度を優に上回らないと、速い英語を聞いて意味を一瞬で掴むことは難しいので、通訳する上で英語の理解のスピードを上げたかったらまずリーディングかもしれません。

 

ただ通訳作業は音が相手なので、静止している本だけを相手にしていると気づかぬうちにスピードへの対応能力が落ちます。

 

一方で音だけ相手にしていると、つまり口語体を相手にしていると文語体より簡単な為に、自分の対応出来るレベルはなかなか上がってきません。実際レベルが上がらないことを感じるのではなくて、対応出来ない相手が出てきます。ものを書くこともやっている人たち、つまり何らかの形で出版したことがある方、教授、博士、官僚などです。

 

読む量が少ないと、つまり、インプットが少ないと自分のアウトプットも薄っぺらくなります。なぜならインプットのレベルはアウトプットのレベルを必ず上回るからです。

 

インプットの量が増えると、自分の幼稚な通訳にフラストレーションを感じるかもしれません。逆に自分の通訳はなかなか良いと感じる場合は、インプットとアウトプットのレベルが同じになってきているということかもしれません。

 

 

繁忙期のある一日

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

繁忙期に限って資料がなかなか来ないことがあって、すでにヘトヘトです。

 

 

 

今朝は、高速で数字のオンパレードが20分続くという、稀に見ない会議で笑ってしまいそうでした。通訳学校では数字を英語で聞き取る練習、日本語から英語に直す練習をやったりしますが、その速いver.といったところ。

 

 

仕事の内容によっては、読み原稿あってもガチガチに訳をつけるとそれが裏目に出ることもあるんですよね。広く深く、が準備の基本と思ってますが、浅く狭くしか間に合わない場合もあって、実際。

腹をくくるというやつです。

 

でもしっかりランチは諦めません👊

単語リストを横目にあがいております。。

f:id:leogirl:20221027135913j:image

 

多読にだまされない

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

久しぶりにコーヒー飲みながらThe Economistを読むという贅沢な時間取れました

 

 

 

 

通訳者にとって、多読は大事だけどいつ花咲くか分からない多読の効果を盲目的に信じるだけでなく、精読をたくさんする努力をしなきゃいかん、と私個人的には思うのです。

 

英語力を上げたいだけなら、精読もほどほどにしながら多読出来る程度の難しさの本を読めばいいと思うけど、通訳者として英語力を上げたくてリーディングする場合は、なんとなく分かる、では全く役に立ちません。

 

英語を理解出来るだけでいいなら、黙って相手が話すのを聞く自由がありますから、万が一わからない単語や冗談があっても文脈から察することも可能です。

 

通訳者の場合は、クイズのようにスバリその単語がなんなのか知らなければ通訳にならないことはたくさんあるんです。

 

その恐怖感が常につきまとっているから、分からない単語は飛ばして推測しながら読むという多読は気持ち悪いんですよね。。プライベートで読んでいる洋書は何度も出てきてわからない場合以外は調べませんが、毎日読む英字新聞や洋雑誌は、今この敵を倒しておかないと後で痛い思いをさせられるんじゃないかという思いから調べずにはいられないたちです。

 

 

f:id:leogirl:20221024140631j:image

今日も辞書片手に、精多読

 

日本語から英語の同時通訳

ー2022.10.24 13:52アップデートしました

 

 

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

今日は久しぶりに日英の話。独り言に近いです。

 

 

 

日本語を英語に文字通り変換していくだけで話が通じるときは、速さにさえ追いつけばそれほど難しくはない。文字通りの変換というのは、例えば生産性の改善をbetter productivityとか、improve productivityにすること。

 

でも単なる変換では通じないニュアンスもあるんだよね。

 

私の場合、ニュアンスを頭でイメージできた時、頭より先に口が動くことがあります。

 

自分の口から出始めた英語に、頭が追いつかない時。

でも口から英語が出てくるから、それを使って文を作り始めて、頭が後からア、なるほどねそういう文章か、となる。

 

こうやって書き出してみると結構意味不明。笑

 

 

 

それをもう少し論理的にこういうことを言いたいから、こういう順番で英語を言って、、と出来たら良いのになと思うんだけど。

 

同時に、言語って説明がつくことばかりではないから感覚で分かる、ということもそれはそれで大事かもなと思うんだよね。

シラけないように

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

会合やレセプションにおけるスピーチ(つまり形だけのスピーチで内容を皆が必死に聞かなくてもいいような類、と言ったらまずいかなあ)の逐次通訳に入る時は、通訳者視点で行けば当然緊張はすると思うが、皆が望んでいるのは通訳がつつがなく終了しシラケないこと。

 

会議における通訳とは訳が違う。

間違っても自分のとったノートを見てウーアー言っちゃいけない。スピーカーの邪魔を極力しない。

速い英語から日本語への同時通訳

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

同時通訳をしていて、あまりにもスピーカーが速いから骨を分かりやすく話そうとスピードを落とす場合は当然全部の内容は拾えません。スピードが違いすぎるから。

 

落とした部分を自分の背景知識で補えれば困ることはありません。

例えばCNNの通訳は、会議通訳のように一語一句通訳していては忙しすぎて、一般の視聴者は疲れるので、間引いて訳しています。間引いて通訳しても全体の会話が成立するように、通訳者が知識を総動員して通訳しています。

 

 

 

一般の人が知っているニュースに関しての通訳であれば多少推測がつくところでも、会議通訳では必ずしもそうはいきません。自分の知らないことを話すことがあり得るからです。

 

実際に、間引いて訳して一部が抜けた為に意味が分からないということ、発生します。個人的にいつも言い聞かせているのは、分からないトピックであればあるほど、スピーカーの文章から離れてはいけないということです。

 

ひと昔は、そんなこと言ったって口が回らない、追いつかない、と思いました。でもそのとてもではないけれど速くて無理、と思う速さのスピーカーに対してきちんと追いついて、かつ、聞きやすい通訳を聞いた時、練習すれば出来るようになる、かも?!と思い立った時期があります。それからしばらく経ちますが、まだまだこれからっ!