こんにちは
通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです
案件前の準備としてやることの1つに、Youtubeでの同時通訳の練習があります。
担当するスピーカーがYoutubeにいたら、ですけれど、どんな風に話す人なのかチェックしていきます。
先日の案件前にYoutubeを見て同時通訳の練習をしてみたら、速い速い...
(同時通訳開始)
ひぇ、この人無理だな
(一時停止)
ちょっともっかいアタマから...やってみるか
(もう少し進んで)
いやぁ速いわ...どうしよう
(一時停止)
みたいなことをやって本番に臨みました。
始まってみると、これがYoutube通りなんですね...速すぎじゃ
休憩時間にブースまで来てくださる素敵な方だったのですが、
スピード落とすことで合意したにも関わらず、後半スピード変わらず...
まあよくある話です。
数語遅れて通訳するのが同時通訳なのですが、その原則が速すぎると崩壊します。その時、崩壊したまま日本語は出せません。早口でも自分が一文言い終わる頃には二文くらい先に行く速さです。まともに通訳していたら10分ともちません。
こういう時に活きてくるのが、背景知識です。
Youtubeに出ているくらいの人であれば中には論文や、本を出版している人もいます。読んでおくと、耳だけでは対応出来ない緊急事態に救われます。
今回もそれで首の皮一枚つながりました。