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通訳のデリバリー 

こんにちは

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真夏は現場への往復だけでも悲鳴あげちゃいますが夕方の淡い空を見て息抜き

🙏thank you

 

 

通訳の分かりやすさって何だろう。

どの仕事に行っても、その帰りに思うことです。

 

内容以前に、文章として意味が通るかどうかも一つですよね。てにをは。

そして文章と文章がつながる文章構成か。

元の音声に追従していればそもそも考えないことですが、そして、とか、ですから、とか文章のロジックを決める文言を入れているのに、文章がそのようにつながっていかないと、オーディエンスの信頼を失います。

特に英語も日本語も両方わかる方たちが日本語通訳を聞くメリットは、頭を使わず内容が入ってくること。その要件を満たせなければ、英語オリジナルを聞いた方が良いわけですよね。なので、正確性もさることながら聞きやすさも大事です。

 

その分かりやすさを担保するために大事なのは、自分の通訳アウトプットを、通訳しながら聞いて確認(監視)することです。

自分の声を確認(監視)するためには、自分の声が大きく、元の音声が大きいと難しいです。個人的にはオリジナル音声の音量はすべて聞き取れる程度の大きさで、かつ、最小音量がベストです。個人差、当然ありますので、自分のベストバランスを見つけること。自分のベストバランスを見つけることで、’ホーム’でいつも試合出来る環境を整えることになります。いつも違う音声環境だと’アウェイ’感、強くなります。緊張して仕事をすることは大事ですが、精神的にいつもと同じ感覚で取り組むことで実力が出しやすくなる気がします。通訳だけでなく、スポーツもそうですし。

 

 

いわゆるデリバリー如何で、内容は正しいこと言っているのに頭に入ってこないということは十分起こりえます。中身については毎日同じ内容はないので課題が多いですが、デリバリーに関しては少しクセを正すことだけでも、パフォーマンスが上がります。録音して練習しているとすぐ効果が分かります。

 

中身が正しければ聞こえ方はなんでも良いかというと必ずしもそうとは言い切れないのが通訳の仕事だと私は思っています。