こんにちは
通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです
上手い通訳とその他大勢の違いって、意外とわかりにくいものなんですよね。でも良く良く、そして長く観察していると分かることは、どこまでいっても冷静であるということ。冷静であるが故にはじから訳出出来る。
声って思う以上にその人の精神状態を表します。人間はそれを無意識に知っているから、落ち着いた通訳だとヒヤヒヤしないで聞いていられる、と思うのかもしれない。
そして一度頭に血が上ると、耳がちゃんと音を判別できません。ましてや口元から正しい訳を出しながら、次から次に流れる音声を聴く同時通訳は無理で、どちらかがおかしくなります。
通訳力とか語学力とか、ないとやっていけない。
でもどこまでいっても、いざという時に乱されない度胸とか、冷静さは通訳者として秀でるには大事だと思う。