プロ通訳者です、と名乗っているからと言って毎回上手くいくかといったらそんなことないのです。
生きた心地しない時もあります。
心の中雨ザーザー降りという日もあります。
なんでこんな通訳しか出来ないんだろうと思う時もあります。
英語が出来る人と紙一重も変わらないじゃないか、と思う時もあります。
諦めずに何が悪かったのか振り返って失敗から学ぶ。
通訳者であるということは、実はそういう泥臭い日々であって、そうでなければいけないと思います。
昨日の案件で触れたのが、西洋絵画や哲学。
使う頭の場所が違う気がします。
楽しかった。大学時代に唯一、朝イチの授業遅れないで行ったのが西洋美術史でした。
美術とビジネスの関連性についての案件だったんですが、聞いているだけでも勉強になりました。
普段触れているトピックは限られていることを改めて感じて、
この世界について歴史も含めてもっと勉強したいという気持ちを新たにした日でした。
もっぱら文系人間として学生時代から生物、物理、化学、数学などのいわゆるSTEMには縁がないと思って生きてきましたが、通訳者になってから触れることが増えましたし、実際に私たちの生活の根本学問だとも今は思っています。
自然と本屋に行って手が伸びることも増えました。
私たち人間の細胞の働きから、科学における発明・発見、理論の紹介、幅広いです。
生物多様性から意見の多様性まで、なぜ重要なのかについて説明されていた部分、引き込まれました。
要はバランスなのです