こんにちは
通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです
通訳者としてきちんと準備して仕事に入るのは結構普通のことだと思っていますが、忙しければあまり準備しないで入る方もいるようで、まあ十人十色ですし、私は支払う側ではないので文句はありません。
確かに、多少案件によって力の入れ具合は多少異なります。私にとって力を入れないでいい案件は、何度も入ったことのある会議です。それ以外は徹底準備していかないと怖いので、しっかり準備し、前者の案件も単語を書き出したり普通の準備はします。
これは駆け出し通訳者でもベテラン通訳者でも基本的に変わらないと個人的には思います。そうでありたいと思います。どれだけ通訳という作業に慣れてきても、忙しいからと言って怠らない自分でいたい。
昔、あるベテランの方と組ませて頂いた時、それ以来何度か組ませて頂いているのですが、帰り道に通訳者とはどうあるべきか訥々と話されていたのが印象的です。
ベテランになってもきちんと準備できる通訳者と、経験年数が増えてきて大体聞いたことがあれば準備しないで臨む通訳者がいる、と。後者になっちゃダメだからね、と。
その先輩にはキャリアの早い段階でそういうことを聞かせて頂いてありがたかったなと思います。
準備しているか否かは結果に出るだろうと思いますし、周りが手を抜いていても抜かない規律は自分の中に必要だろうと思います。