通訳者Mのブログ

通訳者の毎日をシェアする通訳ブログです

all ears

こんにちは

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ある時私が逐次通訳で訳している最中に会議参加者がざわついたことがあります。隣に座っていたお付きの人も『え?』と。

スピーカーが勘違いをした発言をして私がそのまま訳した為ですが、勘違いしていたことが判明したが故にその後の議論につながりました。

 

通訳者としては訳している最中に、えそれは違うよという反応をされたら頭が真っ白になってしまいそうですが、基本的に聞こえたことを訳すべきです。と私は思っています。それは違うかもと思っても社内通訳でもない限り、自分があっている確率はどのくらいでしょうか。この辺りは通訳者によってスタンスが違いますが私はそう思います。

 

自分の訳の後に(もしくは最中に)ハレーションがあってもその時点で狼狽えると、この通訳者大丈夫かと不安にさせます。大体そのハレーションは通訳に対してなのかスピーカーに対してなのか分かりません。

 

現場で頼れるのは自分の耳のみだと寒気がしたのを覚えています。耳、ほんと大事です