通訳者はなじみのない職業かもしれません。
歩いていたらそこら中にいるというわけでもないし、
テレビで外国首脳が記者会見する際に同時通訳〇〇と出る時くらいしか、私も実際には見かけたことはありませんでした。
通訳者全員が国際会議や政府間交渉、記者会見、といった華々しいところに姿を現すわけでありません。し、そういった会議体は当然毎日あるわけではありません。
じゃあ、後はどこに、というと、
日本の大手企業、外資系企業にプール制といって通訳者が何人も働いている場合もある。これは社内通訳、という働き方。契約はいろいろだと思います。
正規から派遣から。
あとはフリーランス。
官公庁の仕事ーそれこそ、色々です。大きな会議から小さな会議まで。
そして次、企業の会議。と一言にいっても、取締役会、経営会議、部門会議、研修、セクターによりけりですが工場でも必要だったり。
オリンピック前後には大量の通訳者が関わって、IOCと組織委員会を支えていたと思います。
その前にはラグビーもありましたね。コロナ前でしたので私も全国各地行きました。
あとは多種多様な団体が開催するセミナーだったり、記者会見だったり。
スポーツや芸能関係まで、それこそ異なる国籍を持つ人同士が話す場が発生すれば通訳という仕事が発生します。
通訳者の入口の仕事として展示会だとか。
私も入口は英語が好き、で、それが転じて気づいたら通訳者になっています。
でもプロの道はどの世界もそうですが、好きで続くのは最初だけです。私の場合は通訳学校に通うある地点で真剣になってから、既に英語が好きだからやっている感覚はゼロでした。本気でやる、ってたぶんそういうことですよね。当時大変でした。つらいの手前くらいでしょうか。通訳が出来なすぎて。
現在も根底には好き、という気持ちはあります。でもそれ以上にクライアントの為に良い仕事をするぞ、そういう気持ちの方が強いかもしれません。
でも入口は英語が好きで、英語を生かして仕事がしたいな、でいいと思います。