通訳者Mのブログ

通訳者の毎日をシェアする通訳ブログです

on my way back

こんにちは

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出張に行く度に思うのです。

移動時間がちょっとした気分転換とはなるけれど、通訳という仕事の観点から考えたら腰をギリギリまで落ち着けて準備ができる日本もしくは東京案件がやはり一番いいなということ

 

それで、パイロットの仕事を身体で感じて帰ってきた今回の出張、大変刺激になりました。今回は冬ということもあって結構フライトが揺れたんですね。どのパイロットもベスト尽くしたところで天候をコントロールできるものではないと思いますが、落差を少なく感じたり、知らぬうちに眼下に空港が見えるくらいアプローチしていたりするフライトもあれば、そうではないフライトもあるわけです。カクカクして降下するフライトもあるし、風をまともに受けて大きく揺れるフライトもあります。

 

復路のフライトは大きく揺れるアナウンスが始めから入り、上空で待機命令も出ているということだったのですが、往路のパイロットと違って非常にはっきりと、落ち着いた機長の声。あ、もうこの人に任せよう(任せるしかないんですが笑)って思いました。

 

かなり強く揺れますとアナウンスあったにも関わらず、揺れながらも気づけばスムーズなファイナルアプローチでした。到着出口に駐機してからもトーンの変わらない機長のアナウンス。この人みたいに仕事しようと思いました。

 

つまりA地点からB地点までのフライトという意味では到着すればどんな飛び方をしても任務完了かもしれないけれど、どんなフライトサービス、どんな仕事をしたかで中身は大きく異なって、スタンダードよりも上振れた分はユーザーから高評価になるという、そういう仕事の仕方です。

 

カレンダーを埋めるべく案件をこなすのではなくて、人のために明日も仕事をする、そういう心構えが必要だと再認識しました。

学ばせて頂きました🙏