通訳者Mのブログ

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リプロダクションとシャドーイングでスピーキング力をあげる

ー2022/4/9更新しました





これホントに今期出来んの?

Do you really think you can do this in the fiscal year?



日本語を見た、聞いた瞬間に背景を知らずとも気持ちが荒めに出ているのを感じると思います。通訳しない人もそれは感じる。そしたらそれを訳に反映しないと、です。

美しく読み上げるように上記のように言っても日本語の荒れてる雰囲気は伝わりません。

じゃあどうするか。
イントネーション、速さ、声の強弱、単語で調節します。

しかし個人的に、ネイティブに比べて通訳者の知っている単語レベルは必ずしも低いとは思いません。それほど差を感じません。違うのは、自然な速さで、かつ、自然な文章を作ることが出来るか。


英語は歌のように音程が上下します。日本語はモノトーン。日本語の調子で英語を話すとモノトーンになります。

モノトーン調子の英語を話し慣れていると、いきなり音程が踊る英語を話すのは難しいのでシャドーイングが効きます。

リプロダクションはシャドーイングよりも少し難しいですが、自分の話す英語レベルをあげるには適した練習。通訳学校時代は毎日やっていました。


リプロダクションのコツは、全く同じイントネーション、全く同じ表現で再現すること。通訳していても自然と口をついて出ることも結構あります。

夜はなかなか脳の集中度が落ちているので朝がおすすめです。集中してやらないと意味がない練習です。