通訳者Mのブログ

通訳者の毎日をシェアする通訳ブログです

The Economistだけは読む。そして歴史小説も文学も。

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

f:id:leogirl:20231109150807j:image

久しぶりのリレー

手前に光っているのがオリジナル言語を聞くボタン。英語以外の言語が聞こえてきた場合は隣のRELAYを押します。

通常のオーディエンスに通訳する時もちゃんと通訳しようって気はもちろんあるんだけど、リレーする時って隣の他言語通訳者もプロで、自分の出した文章を聞いて通訳させていると思うと、緊張感があります。

 

 

 

先日紹介したNews Dietについて少し補足。

News Diet

著者はニュース消費を減らすメリットについて語っていますが、The Economistだけは読んでいた話が載っています。他は皆切られても生き残ったのね、とThe Economistの価値を再発見した気がしました。ニュース消費量は削ってますが、The Economistは引き続きたくさん読もうと改めて決意した次第です。Kindleでたくさん読むようになってから、オンライン記事のThe Economistも難なく読めるようになっています。慣れってすごいです。。今までは紙が絶対いいと思っていたのに。

 

 

読むのは好きで大学生くらいからずっと強弱はあるものの断続的に読書習慣は続いているのですが、通訳という言葉を扱う職業についている限り読む量は維持したい、出来れば増やしたいと思っています。なぜなら英語でも日本語でもリーディングはスピーキングやリスニングの基盤だから。それに本を読むと考えるクセもつく気がします。常に誰かと対話している状況ですもんね、読書って。

 

ただ飽き性の私は一冊ずつ読めず。ここでもKindleは威力を発揮してくれています。軽々片手で何冊も持ち歩ける感動。

仕事の行きは歴史小説読んでたけど休憩時間は洋書読もう、帰りはビジネス書読もう、寝る前はロシア古典行こう、とか、あっち飛びこっち飛び。落ち着きないです。

いいのさ趣味だもん

 

 

ちなみに今読んでいる歴史小説司馬遼太郎国盗り物語

昔読んでいた時に3冊まで読んだのですが、もう忘れているので1巻から読み直し。

斎藤道三の一生です。面白すぎます。私も高い高い目標を持ちたくなってきました。

国盗り物語(一)(新潮文庫)

 

歴史小説読んでみよっかなーの方にはこれがおすすめ

司馬遼太郎なのに1巻のみ。

徳川慶喜の一生についての一冊で、最近NHK大河ドラマにもなりましたよね

慶喜wayで物事考え始めてしまったりするくらいハマりました。1巻だからあっという間に終わってしまいましたが。

最後の将軍 徳川慶喜 (文春文庫)

 

ロシアとウクライナ紛争始まってだいぶ経ちまして、気づいたら中東でも紛争が勃発していますが、トルストイ戦争と平和はそんな視点から読んでみたくなってトライしています。

ドストエフスキーは読んだことありましたが、トルストイは初です。ドストエフスキーほどあくがないですが、どちらにしろロシア文学は描写が細かい。物事を説明するのにそこまで言葉数をさくかい普通、という発見です。人の表情とか。思わず想像してしまう細かな描写です。

戦争と平和(一) (新潮文庫)

 

とにかく読んで読んで、通訳の仕事もしつつ、読んでいます。

この職業の特徴

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

f:id:leogirl:20231114215526j:image

仕事で夜遅くなってもエスプレッソと本片手に帰るのが昔からのルーティンです。自分の世界に早く戻る感じがするんですよね。通訳者をする前は英会話講師をしていたのですが帰り道22時半も過ぎるとカフェなんて開いていなくて、それでもコンビニであったかいコーヒーが買えると幸せで。

 

ともあれ通訳者をしていると色んな世界の人に会います。本当に世界が広がります。

場所も様々。

高層ビルで同時通訳したかと思えば地下の日本料亭だったり、普通に生活していたら入らない場所でも通訳は日々発生しています。企業の会議もたくさんあって、会社員であれば何社ものボードルームに入ることはないと思いますが通訳者にとっては日常茶飯事で、たまに振り返ると特異な職業であることを感じます。

 

冗談ではなく誇張でもなく、隣にもしくはすぐ目の前に世界が広がっていて、明日にでも地球の反対側で起こっていることを自分のことのように話しているかもしれない不思議な職業なんですよね。

よく分かると思えばすぐに分からなくなって、気が抜けない仕事です。

しかもit's not fair...と思う時も少なくないんですよね。笑

資料がしっかり頂けないのに、通訳は完璧でないといけない無言のプレッシャーがあったり。

外国人が日本人のプレゼンターに質問攻めにする質疑応答の時間もスリル満点で。

個人的に好きな部分です。もっと上達したい。質疑応答でかみ合った時が最高にスッキリします。それが好きでやっていると言っても過言ではないかもしれません。

日本人が外国人に質問することはないの?と思うかもしれませんが、逆はあんまりないんですよね。日本人、あんまり質問しません。なんででしょう?恥の文化だからでしょうか。このあたりの日本人についてよく知るには菊と刀 (光文社古典新訳文庫)が一番いいです。現代は少し変わったところもありますが、根本的な日本人的思想を理解するには十分すぎるくらい、研究しつくされています。(アメリカ人の著者によって、というのがなんだか複雑な気持ちになるところですが。)

菊と刀 (光文社古典新訳文庫)

VCとニュース

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

今日は珍しく本の紹介

 

スタートアップ投資のセオリー――米国のベンチャー・キャピタリストは何を見ているのか

ベンチャーキャピタルの実態、歴史を知りたい場合はから一冊で概要を網羅出来ます。米国で実際にVC業務をしている日本人の著者だからこそ見えるアメリカと日本の違い。分かりやすく後半で説明されています。

 

The Power Law(ザ・パワー・ロー) ベンチャーキャピタルが変える世界(上) (日本経済新聞出版)

こちらはVC名や投資家の名前など固有名詞が大量に出てくるプラス翻訳ものです。少し読みにくいですが、VCの世界をつぶさに近くから、遠くから描いた本です。固有名詞が多すぎて細かすぎてベンチャーキャピタルの概要を知りたい程度の読者にはtoo much

 

News Diet

これは考えさせられる一冊でした

ニュースとの付き合い方を考えさせられます。そして同時に、物事の理解を深めることのできる読書の重要性について納得する本。

通訳しているとなかなかニュースとは手が切れません。が、誤解を恐れずに言えば、血眼になって地球上で起きていることを知らなくてもいいんじゃないかということ。なんとなくニュースを追いかけていなくては、という切迫感やプレッシャーから解き放たれて、読書におかげさまで没頭出来るここ最近の日々を考えると、この本が言ってることは一理ある、と思っています。

 

通訳者として完全にニュースから手を離すのは危険ですので、あくまでも横目でキャッチアップしつつ。

 

Kindle Readerで読むようになってあらゆる本に書いてあるように本当に読書量が増えてます。びっくり。

 

あ、でも紙でも読んでます

ヨガライフ 体と心が目覚める生き方

ヨガ的生き方の本。

 

オリジナルとの乖離

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

これまでKindleアプリを使って電子書籍を読んでいましたが、Kindle Readerを使い始めたら気に入ってしまって、紙の本以上にぐんぐん読めます。何かやっていても片手で読めるのは、本当にありがたい。紙の本はそういうわけにはいかず。目にも優しく全く疲れないので寝る直前まで読めます。

アプリとは全く違う読み味なのでこれは本当におすすめしたい。

 

海外著書の場合はレビューや評価が高い本は中身はおもしろいんだろうけど翻訳がいまいちだとなかなか進みません。いまいちな翻訳って、原文に忠実すぎるんですよね。通訳を仕事にしているからか、原文はこんな感じだったんだろうな、とか考えてしまうような日本語が連発だと、もうちょっと勘弁、という感じで今日一冊挫折しました。

 

通訳も同じで、通訳者を介すことで聞いている人を疲れさせないようにしないといけないなと改めて思います。人の話って抑揚とか間とか、全部含めて、印象が出来上がりますよね。通訳はスピーカーになることはできないから、スピーカーの思い通りの通訳っていうのは難しいかもしれないけど、聞こえてきた原文から受ける自分の印象は少なくとも通訳には残したいなって思うんですよね。機械的に違う言語にするんじゃなくて。元の言語で聞いている人には、雰囲気やトーンを含め印象が残るはずだから。

 

Equity-身長に応じた台座を置くことで、皆同じ状態で試合観戦が出来る

 

よく人事の話で出てくるequity

通訳ってまさしくequityの為にあるサービスだから、みんなが同じものを同じ目線で受け取れるように少なくとも通訳者は努力しないといけないと思う。

いつかの為の読書

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

通訳者になって何が一番悔しいかって、「時間さえあればもっとちゃんと準備出来るのに。」というもの。

なぜ時間がないかというと、案件によっては1年前、数か月前から予定が入るのですが、突然入ってくる案件もあります。突然入るということは、すでにその数日前にはもっと前から入っていた案件があり、皆どれも同様に準備が必要です。

その準備には濃淡があって、どれも全部同じ厚みでしなければいけないものではありません。

①資料をサーっと読んでOKというものから、

②論文や著書を読んでスピーカーを理解しないと務まらなそうな案件、

③word by wordで書き出して多少なりともクイックレスポンスで単語を覚えないと危なそうな案件、

④複雑すぎて背景を理解し、資料を解読するのに膨大な時間がかかる案件、など。

 

ほんの数例に過ぎません。

でも例えば3日後に③④のコンボが入ってきた場合。明日も明後日も終日埋まっている場合、どうするか?(そもそもそんなギリギリの案件を受けなきゃいいのでは?というツッコミは正しいです。が、頼み倒されたり、ヘビーな案件だったりすると、ヨシっ!という変な正義感がどこかからか涌いてきて、受けてしまうのです...自業自得。)

 

で、この前読書脳を読んでいたら励まされました。

要領よく仕事をこなしているデキル奴は、日ごろから読書をして脳内にキッチンスタジアムを構築している。

料理の鉄人という番組で、制限時間内に複数の料理を仕上げて腕を競い合い、鉄人に挑戦するのですが、必要になるであろう食材は何でもスタジオ内(=キッチンスタジアム)に揃っているんですよね。

 

今日も明日もやること山積みなのに、その上、明日の昼までに新たな報告書を完成させよ、と言われても、その時間がないし、あっても必要な情報の収集や知識積みをしないといけない。無理だろう、、と思うところ、

デキル奴は日ごろから読書をして...

ということだそうです。

 

やはり普段から長期目線でアンテナを張って勉強することって大事だと思いました。この本を読んでからさらに読書熱が高まりました。

今日、明日、今週の案件の見通しがついてホッとするのではなく、問題意識というのか好奇心をもって新たな知識を習得し続けることで突然のことに対応できる。

特に通訳者という仕事はあらゆる分野で発生するので、その効果は顕著かもしれないと思いました。

読書脳

fail fast and win fast

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

今は毎日フリーランスとして違う類の仕事に出向いていますが、フリーランスになる前は社内通訳をしていました。社員と同様出勤し、社内会議の通訳をするお仕事です。先日引き出しの中から久しぶりに出てきた、退職した時に頂いたポロライド写真集を見て当時のことを久しぶりに思い出しました。

 

社内通訳という仕事はある意味、実験場だから早くつまずいて自分の弱点に早くに向き合った方がいいです。ずっと社内通訳をするなら話は別だけれど、フリーランスになることが視野に入っている場合は特に、早く失敗することは意識した方がいいです。

早くにつまずいて、分からなかったら何度聞いても良い環境が社内通訳ポジションのいいところです。私も頻繁にフィードバックもらうようにしていました。いつクビになるのか怖かったからです。そのくらい通訳に自信が持てなくて、逃げ出したかった毎日。落ち込む時もありました。

冴えない自分を責め続ける時もありました。

でも通訳はある種、スポーツのようなものです。

慣れがとても大事です。

知識やスキルをないがしろにするつもりはありませんが、慣れはとても大事です。つまり今日の明日すぐに解決しない悩みもあるということ。

 

でも慣れてある程度の景色が見えるようになって初めて、「慣れって大事だ」と思うのであって、始めから「慣れるだろう」なんて思えません。当然です。

今日の明日解決しない悩みを抱いて眠りに入るのはよくありません。その不安はどうするか?目の前にある、出来ることを100%やりきることです。100%やれば、すき間は出来ません。

出来ることを100%やっていると必ずなにがしかの結果がついてきます。

周りも見ています。これでチャンスが生まれます。

何よりも不安にならずに済んで、目の前のことに打ち込めて、結果的に成長が加速します。気づいたら6年も経っていました。

 

f:id:leogirl:20231024022110j:image

有明JCTから都心へ向かうルート。

運転はある意味、無心になれて気分転換になります。

だからこそ、落ち着いて

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

フリーランスとして通訳者になって2年くらいでコロナ登場だったので、出張はほとんど経験がありませんでした。

コロナ明けてから国内外問わず入り、通訳者ってこういう職業だったのか?と今さら。

 

出張というとなんだか聞こえがいいかもしれませんが、行く場所によってはそんなこともないです。延々と移動時間がかかることも。なのでPrime Videoと本を必ず持ち歩いて、手持ち無沙汰にならないよう工夫も必要だったり。私の場合は自他認めるコーヒー中毒なので、カフェが近くにないのは耐えられない。。笑 私の場合、エージェントに交渉して、クライアントから少し遠のいても市街地にホテルを取ることも一つの手なのです。

 

出張して何より大事なのは、いつもの精神状態を作り出すこと。

いつもの環境から衣食住の環境が変わることで浮足立って落ち着かなくて、目の前の通訳に集中できないということは避けないといけない。

 

それで、

英語出しの通訳をする時は、内容が難しければ難しいほど、フィラーを我慢する。

といっても普段から意識していないと出来ないことではありますが、ウッとかアーって言ってしまうとそれだけで「通訳大変です」と言っているようなもので、聞いている人にとって精神的負担が大きくなります。キャパオーバーしそうなときほど落ち着いて、無駄な音は出さない。

これは録音することで改善が見込めます。フィラーを出してしまう場合は、無意識のことも多くて、自分が言ってしまっている自覚を持つことが、まずはスタートかもしれないです。

レースアップシューズはきちんと見えて、かつ、がしがし歩けて気に入ってます。

奥はTAKEO KIKUCHIのスーツケース。大きめのタイヤとスッキリしたデザインが気に入ってます。この1年でだいぶ色んなところに付き合ってもらってます。これからもよろしく

緊張はある程度すること

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

昔ある先輩が、大変な仕事をこなすと景色が違って見えるって言ってましたが、ヘビーな案件は終わると現実世界に戻ってきた感覚が強いです。あまりに緊張していてあまりに集中していてあまりにも議論に入り込んでいて、終わると『あ帰ってこれた』って感覚です。

 

一度会議って始まると誰が目の前にいて、その周りに何人聞いているかなんて分からなくなります。

 

通訳業していない友人に話すと緊張しないのか、と聞かれることもありますが、きちんと通訳に集中することに必死で緊張している余裕はないというのが正直な感覚です。

 

緊張して困る時はもしかしたら通訳に集中出来てないのかもしれません。そう思うと気が楽になりません?  

 

でもある程度緊張する方が実力を出せます。緊張していないとしたら、リラックスしすぎです。経験したことあるから、よく分かりますが、本番はある程度緊張した方がいいのです。  

 

f:id:leogirl:20231011205929j:image

秋の空が高くて風が爽やかで、会議でかいた冷や汗を全部持ってってくれる感覚が好きです

just saying..

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

ヘビーな案件ほど日が迫ってから入り込んでくる

どこから手をつけるか戦略を通勤中に練ってます

 

正確には、どこから手をつければ最短で効率的に最大限カバー出来るのか考えたら、怖くて動けない通勤中

正直ヘビーな案件は英語力の問題だけじゃなくて、どれだけ知識を積んであるかの方が大きいことの方が多いから

 

大丈夫大丈夫

出来ると思ってやりきるしかない

 

がんばろ

とにかく待たせないこと

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

逐次通訳する時に大事なことって色々あるけど、一番はスピーカーが話終わってからお客さまを待たせないことだと思う。

それができるだけで聞いている側のストレスはだいぶ減る。聞いている人がネイティブ並みの人ばかりということも少なくないし、通訳を聞いてもらってる感じになると⚠️危険

 

 

f:id:leogirl:20231002140843j:image

14時半まで何も食べられないってことは逐次通訳してるとまあまあある

エネルギーレベルが最低値にヒット..目が開かない笑

てことで今からランチ

効率が悪いから頭に残りやすい

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

忙しくなってくると、どうやって効率化するかを考えたくなります。出来るだけスムーズに準備して出来るだけ分からないところをつぶして、出来るだけ休養する。

パッと浮かぶのはやっぱりデジタルです。

単語帳をデータにしておけば、あいうえお順に勝手に並んでくれるし、後で見返して追加も出来るし、どこでも見られて便利だし、、と。

通訳者で最近タブレットiPad、PC持たない人を見ないくらい、コロナになってからずいぶんデジタル化しました。

 

でも全部デジタルにしてしまうと、意外と効率が悪いです。

自分の手で書いた単語帳の方が頭に残ります。スプレッドシートで作ると、こんな単語リストアップしたっけ?ということが私には起こります。コピペは効率がいいけれど、まったく頭に残りません。

自分の手で作りこんだ準備ノートや単語帳は、追加の書き込みをどこのスペースにでもいかようにも出来ます。データにしてあると、そのデータを保存してあるアプリを開くまでに時間が必要で、手書きとは違って直感で書き込むということはできません。次のマスか、次の行に書くか、です。

 

準備を効率化することも大事なんですが、本番どれだけreadyでいられるかの方が正直大事です。よく考えたら、アナログは効率的じゃないから頭に残りやすいのかもしれません。だいたい、本番は単語帳を眺めてる余裕はないので、自分の頭にある引き出しからサっと取り出して、さらっとアウトプットできることが一番効率がいいです。

 

効率が悪くても紙で準備することがベストだと今は確信しています。

f:id:leogirl:20230926083548j:image

スタバのモバイルオーダーに慣れたらもう並べなくなりました

 

 

最初は怖くても

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

ドラマや洋画にハマると何が嫌かって、ストーリー展開に気持ちが振り回されたり、登場人物に失望したり、実生活が乱されること。笑

英語をたくさん聞くハメになってるのでそれはプラスなのですが。。

 

さておき、好きこそものの上手なれってよく言いますが、そればかりだと自分の知っている世界でしか成長出来ないんですよね。

 

通訳始めて6年経って今思いますが、何が泳いでいるか分からない水槽に意思に反して突き落とされて必死で泳いでいたら、こなせるようになっていた種類の仕事があります。自分には無理、向いてないって拒絶し続けていたら今頃こんなにやっていないだろうという手のもの。

 

通訳者している限り知らないことは出てきます。知らないことが出てきたらどうしようって思って尻込みしていたら、たたかう土俵が狭くなってしまってもったいない。

 

今の自分には怖いけどやってみたいと思っている仕事がきたら、きちんと準備をした上でダイブすることをお勧めします。

 

f:id:leogirl:20230921164433j:image

最近ゲリラ豪雨が多い東京

こういう空が帰り道見えるとすーっきり

インプット不足の解消

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

最近洋書がガシガシ読めて楽しい

通訳者になる前から洋書って読んでいたつもりですけど、最近集中力がついたのか、慣れてきたのか、左から右への英語の解釈が同時通訳者になって今や常識になったからか、もしくはそれら全てが原因なのか、読むペースが速くなりました

昔は3ページ読めたら、あーもう無理っ

今は通勤往復で数十ページ

 

 

英語を話す力ってまずは、インプット不足をどう解消するか、らしいです。

英語学習の科学によると。ちなみにこの本はおすすめです。近くに第二外国語習得の研究をしている人がいるんですが薦められて読みました。研究結果に基づいて学習することで結局は近道になるから、正しいやり方が何かを知ることも、勉強することそれ自体と同じくらい大事です。

 

インプット不足の解消には、洋雑誌を読んで、ポッドキャストを聞いて、テレビを見て、と色々な方法があって全部ミックスしてやってますが結局読むことが好きなので読書が比重が大きくなります、私の場合。

 

読み続けるコツは、難しすぎる本は読まないこと、ですが、簡単すぎる本を読むのもモチベーションが上がりません。よく紹介されているペンギンリーダーズなど、数冊試してみた大昔。正直、あんまり洋書を読めてる感がない。。薄い易しいペンギンリーダーズ読めても達成感が薄い。。

 

 

一番良いのは自分が興味を持てる内容の本を読むこと。新しい内容を知るための読書じゃなくて、知ってることを再確認するような読書が、洋書の場合いいですよね。英語を読むこと自体が目的だから、内容で考えさせられすぎるとなかなか進まなくて嫌になる可能性があるから。

 

f:id:leogirl:20230919232652j:image

あと9ページで終了なので寝る前に。

通勤では新しい本に取り掛かり始めました✌️

好きなことはそれだけで力になります。頑張ってThe Economist読むのもいいけど、自分の好きな内容なら何十ページも一日に読める。英語学習という意味では、後者の方がプラス貢献です。

Now I know

こんにちは

通訳者の毎日をシェアする通訳者Mのブログです

 

新しい単語や表現を見つけたり、久しぶりに思い出したりするときは、そのたび私もワクワクするんですが、ノートに書いてもすぐ忘れてしまいますよね。

時々見返してテストしてみて「そうだったな」と確認しながら、一方で多読多聴で自然な使い方をマスターするしか、ボキャブ力を上げるやり方はありません。

 

新たな表現を使う時に個人的に気を付けているのは、その表現を口頭で誰かが使ったのを確認して初めて、自分が使うようにしています。わたしたち通訳者は口頭で聞いてパっと分かる表現を使うべきなので、誰も使っているのを聞いたことがない表現は使わない方が無難です。

 

NHKビジネス英会話(という名前だったような)テキストを買って気まぐれに勉強していた10年ほど前。ある表現が目についたんですが、「これは使わないだろ」と思って実際それ以来お目にかかりませんでした。

がつい先日ドラマで使われている場面に遭遇(!) 

「ホントにそう使うのね」と嬉しくなりました。一度でも口頭で使われているのを確認出来ると教科書から切り取ってきたような言葉遣いをしないで済みます。

裏を取る、といったらいいのかもしれないです。

 

 

海外からの帰り、フライトテーブルにTokyo/Hanedaと見えるだけで安心するチキンな私です