通訳者Mのブログ

通訳者の毎日をシェアする通訳ブログです

英語を上手くなるためにはどうしたらいいか本の助けを借りてます

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とにかく英語が上手になりたい

 

えっ今さら!笑

今さらです!

 

 

大事なのは行動することですよね。

本を読んで理解したら終わりではなくて、本を投げ出して行動すること。

 

 

こっから後半戦📖

夕ご飯の用意までに終わるか...

ストレス与えず。

morning

比較的雲がかって少し楽な都心です。

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全部訳せば良いんだ、けど、聞いている人にストレスなく。

 

やっぱ間を取るとこうなるかな。

聞いている人のことは考えないといけないけど、わかりやすく出そうと思って落としてしまう、中身の妥協は良くない。クライアントのことを思っているようで、一番良くないと個人的には思ってます。

 

全部言ってない、って指摘される方、います。

 

聞いている人によって通訳スタンス変えればいい。そうとも言えますが、聞いている人の種類は分からない。だからいつも同じスタンスでいいと思うのです。

 

全部言うけど、ストレスなく。

 

つまり、言い直したり、フィラーを入れることなく、淀みなく。

 

そのためには聞く耳と、話す口と両方フル回転する必要があります。言うは易し、ですが、一歩でも前進すべく、今日もまいりませーう

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passion大事です。

タリーズさんいつもありがとうございます。

 

通訳学校にいる時に、君の他の人と違うところってなんだ?と聞かれたことがあります。

passionがうんたらかんたら、と答えた覚えが。

若い答え!

通訳をまだ知らない底抜けに明るい答え。。

 

でも通訳の厳しさを知った今も、まだpassion燃えてます🔥好き!とはまた違う種類。燃える!に近いですかね。

 

役割分担してこー

morning

 

Lady Gaga, Ariana Grande - Rain On Me (Official Music Video) - YouTube

駅に歩いている途中に、

Lady GagaのRain On Meが頭に流れ始めたのでミュージックオン

 

いいね〜

踊りたくなります

 

自分で歌わなくても素敵な音楽が耳から入ってくる

レディガガが歌ってくれる

 

おこがましいですが、役割分担を感じた朝でした

 

 

You sing. I do my part.

私通訳するから、君は歌ってくれ

 

この世界ってよく出来ているな

私たちはみんな役割分担してるんですね

 

 

 

 

朝からパーフェクトなレディガガ

 

少しでもガガにお返しするために、

私も今日は完璧主義に陥らずにパーフェクトを目指して頑張ろう

通訳インフラ

音が悪く、かつ資料がなくて、猛スピードで英語が話されたら、勘弁してくれという感じですが、通訳が半分も意味を伝えられていない状況で聞いている側は聞いている側で混乱してます。本当ごめんなさい、という感じですが、半分私たちのせいでもないと言いたい時が多々あります。笑

 

ここでさらに追い立てるように通訳者が追いついてないんじゃないか?lost in translationか?!と叱られること、あります。

 

 

環境が整って初めて通訳が出来るのであって、

一つの言語で話し始めたらもう一方の言語でスルスルとロボットのように通訳は出来るわけではありません。

 

 

スピーチとかプレゼンとか読み上げるものが決まっているものに関しては、そろそろAIを使ってはどうかと思うのですが、上記のような環境は依然としてAIでも対応出来ないと思います。

 

 

 

通訳サービスを使ったことがない方々にぜひお伝えしたいのは、ただ聞くことと、同時通訳するのでは、聞こえなければいけない音の明瞭さが違うということ。黙って聞いているだけならわかる話も通訳し始めると自分の声が邪魔するのです。

 

本当に環境って大事です。

時代の言葉に追いつく

英語って時代に沿って変化しますし、新しい言葉が生まれます。

fedexgoogleなど、動詞で使えます。(正式な場では使うものではありませんが、一般的に通用します)

 

それが正しいかどうかはさておき、一般世間が認めている慣用的な定訳なので、

通訳者はそれをよしとして、何食わぬ顔して受け入れていく必要があると思います。

 

人の言葉を扱うということは、当然通訳者も時代に左右されますもんね。

 

以前に書いたambitious の訳が野心的、っておかしくない?という記事にあるように、通訳者にも思うところはいろいろあるのですが、みんなが使っているならそれが正解なんですよね、結局。

 

逆もあって、世間一般で普通に使われていても、使ってはいけない単語もクライアントによってはあります。

 

人の言葉を扱うって、一筋縄ではいきませぬなぁ

真夏の週末

morning!

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真夏の陽射し

嬉しいです

高校生の頃から日焼け止めはいやで、そのまま30代やってますからちょっと危険かもしれません

 

石川県の皆さまはいかがお過ごしでしょうか

今週末はゆっくり過ごせるといいですね

本当、地震は怖いです

 

今週末は私もゆっくり読書する予定です📚

並行読みして、理解を深める

本を並行して読むってことは今までもあったのですが、少し意識して関連する本を並行読みしてみました。

 

やっぱり知識がタテヨコにクロスして深まります。

 

今この4冊をグルグル中

 

若い読者に贈る美しい生物学講義――感動する生命のはなし

エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来

OPEN(オープン):「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る (NewsPicksパブリッシング)

Sapiens: A Brief History of Humankind

 

人類がどう生きてきたかに思いを馳せる、というのでしょうか、理解してみれそうだ、と思っています。世界史で勉強はしてきたのですが、ネアンデルタールホモサピエンスもみんな同じ感覚で捉えていましたし、なんとなく今の人間になったんだろう、くらいしかわかっていませんでした。

人類は利便性を昔から求めて、そして苦悩の道を歩んできた。便利なようで不便なこと、現代にもたくさんありますよね。

 

昔のこと、歴史を知るということは、ケーススタディの塊。本当にそう思います。

 

 

教養って通訳する上でも必要だ

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プロ通訳者です、と名乗っているからと言って毎回上手くいくかといったらそんなことないのです。

 

生きた心地しない時もあります。

心の中雨ザーザー降りという日もあります。

なんでこんな通訳しか出来ないんだろうと思う時もあります。

英語が出来る人と紙一重も変わらないじゃないか、と思う時もあります。

 

諦めずに何が悪かったのか振り返って失敗から学ぶ。

通訳者であるということは、実はそういう泥臭い日々であって、そうでなければいけないと思います。

 

 

 

 

昨日の案件で触れたのが、西洋絵画や哲学。

使う頭の場所が違う気がします。

楽しかった。大学時代に唯一、朝イチの授業遅れないで行ったのが西洋美術史でした。

美術とビジネスの関連性についての案件だったんですが、聞いているだけでも勉強になりました。

 

 

普段触れているトピックは限られていることを改めて感じて、

この世界について歴史も含めてもっと勉強したいという気持ちを新たにした日でした。

 

 

 

 

もっぱら文系人間として学生時代から生物、物理、化学、数学などのいわゆるSTEMには縁がないと思って生きてきましたが、通訳者になってから触れることが増えましたし、実際に私たちの生活の根本学問だとも今は思っています。

自然と本屋に行って手が伸びることも増えました。

 

若い読者に贈る美しい生物学講義――感動する生命のはなし

私たち人間の細胞の働きから、科学における発明・発見、理論の紹介、幅広いです。 

生物多様性から意見の多様性まで、なぜ重要なのかについて説明されていた部分、引き込まれました。

要はバランスなのです

若い読者に贈る美しい生物学講義――感動する生命のはなし

 

全部通訳する

morning

 

ニュアンスを伝えるとか言わんとすることを伝えるとか、

当然大事なんですが、それが必要とされる種類の案件とそうではない案件があって、

 

四の五の言わずに全部出せ、という種類の仕事もたくさんあります。そういう案件の場合は内容を全て落とさずに通訳できているか、が大事です。こういう時はスピードは妥協出来ません。

 

スピードを落として分かりやすく伝える、

スピードマッハでも全て拾って通訳する、

 

どちらにも対応出来る必要あるなあと思います。それぞれ求めるクライアントは確実にいるからです。

心のバランス

 

 

通訳案件の合間に本が読めるのは本当にありがたい

いや、やらないといけないことたくさんあるんですが

今日は追われていないモードでいきたいです

明日から頑張るってやつです

長丁場、ずっと集中するのは無理ですから

 

来週の案件が私の心を追い込むのですが、今日だけは読書させてくれ

 

 

 

人の言葉を訳すって本当は責任重大なんです

通訳することが日常になると普通にやってますが。

 

普通になってはいるのでストレスとして認識はしていませんが、同時通訳という作業の集中度からくる身体へのストレスはあるのかもしれません。

 

訳す対象によって緊張、もあるだろうし、

情報密度が高くて速い場合は落とさないように脳への緊張があるんだろうし、

日英で質疑応答が続いている場合は会話が噛み合うか確認しながら通訳することへの緊張もあるし、

 

たぶん無意識にピンと糸が張っている場合はたくさんあると思うのです。

だから弛ませる時間も必要なのです。 

 

来週の案件で心はヘビーですが、今日をまず幸せに生きる権利もわたしにはあるのです。

 

ということでカフェラテ片手に読書

Sapiens: A Brief History of Humankind

 

私たちは私たちの脳が作り出した創造の世界を一生懸命生きているんだ、と思うと今いる世界から一歩下がって目の前の風景が見えます。

われわれまともな人間社会送っています、ゴッコなのか、これは?

人間の思考はどこまでも限りない

そんなことを思いながら読んでいますが、

また読了が近づいてきたら紹介しようと思います

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一歩ずつ

今日もいつも通りガラガラな午前の銀座っす

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今日もいつも通り

 

 

 

普段からきつい環境に慣れておくというのは大事だなぁと思います

 

仕事が比較的楽な時は自主トレで 

今はいくらでもYouTube聴けますし

同時通訳もシャドーイングもし放題

 

だからこそ、あせらず、りきまず。

出来ることを一歩ずつ

 

 

紙も、デジタルも、両方活用する

デジタルで済ますことも多い資料ですが、案件によって紙だったり、ハイブリッドだったり、デジタルのみだったり、決まっていません。

頻繁に担当する案件の場合、書き出さなくてもすべての単語が頭に入っているので、資料をサーっと見る為にデジタルで事足ります。

 

紙かデジタルか、の議論は、最近のテレワークをどうするか、出社率をどうするか、の議論と一緒だと思います。

効率的であればデジタルにすればいいと思うんです。

出社率ありきではなく、テレワークが効率的な部分をテレワークにすればいい。

 

 

全てデジタルに切り替える、というのは実際の脳の働きを考えたら、マイナス面もあります。デジタルがいいのか、紙が良いのか、ウンウンうなっているあなたへ、下記の本はおすすめです。

紙はなくしてはいけないことが脳の働きの解説とあいまって、よくわかります。翻訳書なので少し読みにくいですが、私はあちこちページを折り曲げて夢中で読みました。

デジタルで読む脳 X 紙の本で読む脳 :「深い読み」ができるバイリテラシー脳を育てる

 

ということで、デジタルで全て済ませている方がスマートかというと、そんなことありません。紙でもデジタルでも、頭に情報が入ればいいのです。

 

日本語と英語の対訳をしっかり頭に入れないといけない比較的新しい分野などは必ずノートに書き出します。歴史などの流れ、権利関係など、プロセス等を理解しなければいけないものに関しては書き出さないと頭に入りません。

書いているうちに手から、腕からしみ込んでくる感覚です。案件が終わったらスキャンして保存しますが、使いまわしはしません。また同じ案件を担当する時には、また紙に書き出します。効率的ではありませんが、脳にとっては効率的なのです。

 

通訳当日にiPad上の単語リストを眺めて探しているようでは、通訳が上手くいかないので、当日までに脳にしみ込むように準備することが大事です。

仕事机が散乱中

 

多読も精読も。欲張りになろう。

多読と精読、どちらも必要です。

なぜか?

精読は、構文の理解、単語や表現力の吸収・発見に役立ちます。自分以外の人が書いた英文を読んで疑問点を無くす努力は、リスニングに役立ちます。

読んでも分からない英文は聞いては絶対に分かりません。

ゆっくり読んでもピンとこない文章は話し言葉の速さでは処理できません。

だからこそ、通訳を目指す場合、リスニングを伸ばしたい場合、リーディングが必要なのです。

 

一方で多読も必須。

なぜか?の前に、私の中での多読とは、意味を知らない単語が出てきても文脈から推測して大量に読むこと、です。

なぜ大量に読むことが必要なのかというと、出来るだけ多くの構文や単語と出会う回数を多くすることが、自分の英語基盤を固めることにつながるからです。

当然抜本的に短期間で単語力をつけたいとなったら単語帳を端から端まで覚え直すというのも一つの手ではあると思います。

ただ多読し、何度も目にすることで、自分の中での当たり前に使える、もしくは、認識できる単語レベルが厚くなります。

何度も目にすることで、構文や文法も例えば「分詞構文」というくくりではなく、本の中身を表す手段でしかなくなるのです。

 

知らない単語が少なくなってくると、英文を読んでも「英文読解」とは違った感覚で、読みながら頭の中ではイメージがどんどん作られていく感覚になります。映像を見ている感覚に近いと思います。

 

同時通訳する時は、同じように相手の話していることが頭の中で形になっていく、そんな感覚なのです。

 

 

最近気を付けているのは、多読は電車、精読は仕事机、と分けること。

精読すると決めたものの場合は、知らない単語、構文の使い方を端から書き出します。受動ボキャブラリーを厚くするための作業です。

自分で通訳する時に使いたい用語集、は別に作ってあります。

受動ボキャブ用のノートは忘れる前提で書き出します。自分で使うレベルの単語ではないから当然忘れますが、一度でも自分の手を使って意味を書き出すことで単語と「知り合い」になれます。「知り合い」レベルだと、出てきた際に思い出しやすいですし、ラッキーであれば覚えています。

 

聞いたことが全くない単語で「あなた誰?」レベルだと、そのレベルの単語が出てきた「事実」に戸惑い、一瞬頭が真っ白になることもあるのです。スピーカーに入り込んで通訳していればしているほど、突然突き放される感覚になるんですよね。

 

英語力だけでは通訳勝負できませんが、意表を突かれる要素を限りなく排除する努力をすることが大事だろうと思って今日も構文を書き出しています。地味な作業ですが、学ぶことは楽しいんですよね。通訳者は常にアウトプットが求められているので、インプットが出来ることが栄養であり、気分転換なのです。

そして積み重なれば、自分のアウトプットにいつかにじみ出てくることを楽しみにしています。

 

 

 

 

先週末も朝から案件が飛び入り。。

タクシーでお化粧するのも慣れてきました。

週末の首都高速。ガラガラです。

 

もうひとつポッドキャストご紹介

以前紹介したIntelligenceというポッドキャストは、美しい英語が楽しめるのですが、美しくて聴きやすい英語ばかり聴いて慣れてしまうと、通訳する時苦しくなります。

 

ラジオ番組やポッドキャストのアンカーが話す日本語は、その辺で聴こえてくる日本語とは種類が違いますよね。英語も同じで、くだけた速い英語を聞く必要もあるんです。

 

同じポッドキャストでも‎Apple Podcast内のBloomberg Surveillanceはネイティブのナチュラルスピードでくだけた会話もありよく聴いてます。

実際お世話になっている案件数件で聞く英語に近いです。

 

普段は同時通訳を使わない方々もこういう類の英語が飛び交う時には日本語チャンネルをお使いのようです。通訳者としてもキツいんだよね。。とは言えませんので笑、ギブアップしたい気持ちを堪えてます。ネイティブのナチュラルスピードを聴きながら負けないように日本語で通訳していると集中力が極限に近くなってきて手綱を放したくなるんですよ。

 

中には、日本語同時通訳をずっとしていても構わない、と思えるような案件もありますが、そういう楽な案件ばかりではありません。

 

英語が分かる日本人が増えてきた今だから、通訳者への期待値も当然上がっていると思います。通訳者だったら分かるだろう、出来るだろうというレベルが上がってきているんじゃないかな、と。どんな案件であれ、通訳頼んでよかったかなと少しでも思って頂けるような通訳をしたいな、と思ってます。

 

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週末ですが運転中は耳が空いているので少しだけ、ポッドキャストの出番です。