通訳者Mのブログ

通訳者の毎日をシェアする通訳ブログです

人生の時間を意識する

限りある時間の使い方

 

まだ読んでいる途中なのだけれど、これは社会人いや、成人であれば読むべき本だと思う。

 

 

私たちは生まれた瞬間から死にむかって生きている、というのは紛れもない事実。でも本当の意味でそんなこと分かってないんだと思う、という著者も含めた問題提起からこの本はスタートする。

 

 

 

また読了したら追加でコメントしたいと思うけど、人生においていかにやらないことを決めるかが大事なんですね、特にその覚悟がね。

そして今ここにこうして息をして生きていることがどれだけ偶然で、恵まれていることか、を感じられるかどうかで、時間に対する向き合い方は変わるんだと思いました。

 

私もこれもしたい、あれもしたい、やらなきゃ、これもこなさなきゃと、todoリストが面白いくらい膨らんで自分で自分の首を絞める人なので、笑ってしまうくらいこの本は核心をついている。(実際電車やバスの中で吹き出してしまった)

 

そう、全部やるのは無理なのよ。

 

24時間しかないのだから。

時間がない、とか時間が足りない、という発想は皮肉でジョークだ、と。

そうだよね。

 

 

それでこの本の中では存在と時間 1 (古典新訳文庫)を書いたハイデガーに始まって抽象的な話をしながらも、実用出来る考え方も紹介してくれる。

 

 

面白くて読んでいたらすっかり夜も更けました。明日はウォーキング休みだな

 

financial performance

morning

 

今朝のウォーキングはBloomberg Businessweekでした

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Mattelっておもちゃの会社ですが、知っていますか?通訳学校の授業で一度教材として出てきたのを思い出しました。

 

ビジネスにおいて業績の語り方は一度分かれば、財務言語というのかみんなどこの企業もだいたい同じ語り口調ですので、慣れるといいですよね。

 

業績の上下の要因も多いのが、

中国のゼロコロナ政策、

ウクライナに起因するインフレ、

半導体不足、

海運コンテナ不足、

ロシア制裁副作用諸々、

制裁によるロシア上空迂回による輸送費増

など。

(単独の理由というよりこれみんな繋がってるんですが笑)

 

 

理系には縁がない!と思って生きてきましたので、IRなんて無理!と最初は考えていましたが、私のようなポンコツ文系でも普通に理解してやっているので誰でも出来ます。

 

当時は講師の指導のもと、本を読んで財務諸表を理解して、株主資本はなんだ、ネットDEレシオはなんだとか理解して覚えようとしてましたが、野球やったことない人がルールブック読むのと同じくらい、分かるけど、分かりません。笑

 

結局は一つ二つ、実際に投資家と企業が会話するのを、また企業の会議で業績の話をするのを聞いているうちに、なんとなーくわかってくるんです。

 

知っている場所に運転して向かう時、ハンドルは操作してますが考えてませんよね。苦なくやってるはずです。でも週末の銀座を運転したことがないと、歩行者天国で行けない方向や道路があってキョロキョロして、ナビ見て、三越駐車場案内係で立っているオジサンに道を聞いて、、とやたらに大変な思いをします。

 

人間には慣れるという習性があるので、利用しない手はないです。

十人十色の通訳

morning

 

以前にご紹介した

OPEN(オープン):「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る (NewsPicksパブリッシング)

 

ギリシャ文明になぜ優れた哲学者が多いのか、それは多様性を受け容れる文化であったから、という解が見えてきます。宗教しかり、習慣しかり。

 

思ったのは、通訳スタイルにもいろいろあってイイんだろうなということ。これが正解、はないし、無い方がいいのかも。すでに50年以上の歴史が通訳にはあって、あらゆる通訳スタイルを許容してきているわけだから。

色んな通訳スタイルあるからこそ、お互いに刺激され発展、成長するんだと思います。文明ですらそうなんだから。

 

 

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kept my word off to yoga👍🏼

シャドーイングして英語上達

今日現在シャドーイングで使っている素材:

U.S. Department of State - YouTube

https://www.youtube.com/c/csisdc

https://www.youtube.com/c/WhiteHouse

 

大体このどれかです。

2つめのCSISは、トランスクリプト出してくれるセッションだけ使います。シャドーイングをさらっとしたら同時通訳の練習に使います。

比較的通訳しやすいスピードが多いです。

 

1つめの国務省の記者会見はほぼ毎日チェックしています。

ホワイトハウスの報道官よりも歴代の国務省報道官の話し方の方が好きで、数年追いかけてます。

 

3つめのホワイトハウス報道官記者会見もたまに。現報道官カリーヌ・ジャン=ピエールは速くないのでシャドーイングしやすいかもしれません。前任のジェン・サキは記者とのやりとりが速く、回答もスピード感あって好きでした。今も練習に使います。

 

 

 

どれもみんな始めは速くて追い付かないところも、徐々に慣れてきます。

速さだけでなく、米国政府高官の話し方が少しでも自分の話し方になるように意識してシャドーイングすることも英語上達のコツかもしれません。

英語上達には、モノマネ上手になることが近道です。

The dining long list

コロナ感染者数がいよいよ爆発してます。皆さんご無事でしょうか?

 

the virus respects no borderというフレーズはコロナになってから耳にタコができるくらい聞きました。

ウイルスにとっちゃ国境なんて関係ねぇってことです。

 

コロナ感染者が日本で出始めたくらいから、家族以外とのレストランでの外食、一切出来なくなってしまいました。色んな場所が潰れてしまって思い出のあった場所も記憶の彼方です。

私の好きなレストランをいくつか今晩はシェアさせていただきますね。

 

T.Y.HARBORー

T.Y.HARBOR

よく連れて行ってもらいました。アメリカンフードですね。

品川の裏の、天王洲アイル周辺です。

木の温もりと、水辺と空がうまくバランス取れているリラックスできる、かつ、賑やかなレストランです。いつまでも溶け込んでいたい雰囲気。

 

FRIJOLESー

麻布十番 六本木 大手町 代官山のブリトー・タコス、サラダ専門店 FRIJOLES フリホーレス

六本木店によく行きます。旧六本木警察の裏にあります。コロナ前も今もなぜか外国人だらけの界隈。

ブリトーが有名ですがカロリーすごいわボリュームすごいわで眠くなります。最近は仕事の合間に行くことが多いのでサラダを注文することがほとんどです。サラダですが、かなり肉、豆、野菜のボリュームあるので、女性ならやっと食べきれるサラダ。ビーガンでも大丈夫!

 

魚がし日本一ー

にっぱん | ブランド紹介

立ち食い寿司。

ここも本当によく行きました。コロナになってからは行っていませんが、女性1人でも入れます。デートでもサクッと使えます。

 

 

ブガンヴィッレ広尾ー

ピッツェリア ブガンヴィッレ広尾 | Piazza del Popolo ポポロ広場-伊勢原市

ピッツェリアです。

この前身が、パルテノペ広尾。同じシェフがレストラン名を変えてやってます。

ピザ好きの人は行かないと損です。って位、美味しいです。

 

青山 川上庵ー

店舗案内|青山 川上庵(蕎麦・そば)

和×表参道。落ち着いたお蕎麦屋さんです。他何店舗かあるみたいね。クルミだれせいろを食べさせたい!と初めて連れて行ってもらったお店。

女性1人でも入れる雰囲気です。

 

まだまだですが今晩はこの辺で。

 

今晩は自宅でイタリアン。バジルをテーブルで摘みながらトマトパスタ。

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ここ数ヶ月は官公庁の仕事の電話かかるので平日よりも週末にケータイから離れられないことが多かったのですが、ミサイルしばらくは落ち着いてくれているようで、最近はのんびり週末でありがたいです。安倍さん効果かもしれません。惻隠の情が金正恩にもあるのかも。

 

 

明日も何もなければ、ヨガ行ってまいります

動物の愛情表現

Mel RobbinsのYouTubeチャンネル好きでよく聞きます。https://m.youtube.com/channel/UCk2U-Oqn7RXf-ydPqfSxG5g

 

今日聞いていた話の中で動物って無条件に愛情表現するよねって話をしてました。皆さん動物飼っていますか?

 

インコを昔飼っていたんですが、眠くなって机でウトウトしていると一緒に寝るし、勉強していると筆箱の中に入ってきたり、感情があるのかなあとは思ってたんですよね。

 

Mel Robbinsが話しているのを聞いて思い出したのですが、当時彼と別れてひたすら泣いていたら、そのインコが籠の入り口まで降りてきて、ずっと私の顔を見上げていたんです。その部屋に私は1人だったけれど、とても心強くて、1人じゃない気がして、泣きたいだけ泣いたことがありました。

とても昔の話です。

愛されるかどうかなんて顧みずに、愛を送ってくれてたんだなぁ。ありがとう。

毎日変わらず

morning

 

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毎朝空が違う表情

でも毎朝必ず太陽が昇ってくる

 

英語で普遍的原則だから、原型ですよ、と習ったことを思い出しますよね

 

毎日同じ日は一日もないけど、毎朝起き上がって人間生活を努力しながら送るって当然に思っているけど、大事なんだろうなあと思います

 

今朝のウォーキングはThe intelligence

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やっぱり比較級をうまく使えるといいよなぁ

文法的にいうと原級比較、だね

 

 

書いた方が記憶に残る

書く習慣

 

とっても気軽に読めてかつ、書くことって脳にも正解、自分の心にも正解だと思いました。ブログでまともなことを書かなきゃ、でも書けないっていうあなたにもおすすめの一冊です。

kindleアプリでサクッと読めます。

 

 

ブログで何回も話していますが、通訳の仕事で必要な単語とか背景整理などなど、ノートに書き殴って用意してます。案件終わったらスキャンしてデータにしてますが、それをプリントして次回単語集として使う、という効率的な使い方はしてません。

 

通訳する上で効率性は求めたくても自分の脳を相手にしているので、あまり効率性は追求出来ないんですよね。

 

ノートを見返すために書くんじゃなくて、書くことで脳のどこかにとどまってくれている感じがするのです。これって結構大事なんです。同時通訳は、何でしたっけ?って言ってる暇ないからです。すぐ答えが脳から降りてこないとアウトなんですよね。

 

だから覚えるために単語集を作ることが目的なのではなくて、単語集を作る過程で単語を記憶していくイメージです。これで結構覚えられるから人間の脳ってすごいです。

 

 

諦めないで継続すれば上達する

英語学習論: ―スピーキングと総合力―

なぜ表紙にバッタがついてるの?!

 

Amazonから届いてすぐ表紙を剥しました。。

 

 

 

 

結論から言うと、この本には英語上達に必要なことは網羅的にみんな書いてあるので、自分に合うことを実践すればいいと思います。

 

端的な個人的な結論としては、やっぱり量か。と。

 

読み終わってからとにかく量をインプットしよう!と、洋書を読んで、ポッドキャスト聞いて、The Economist読んで、Financial TimesのBig Readsとかコラムなど読みたいなーと思うもの、はじから読んでます。

 

心なしか英語を聞いてて楽になってる気がするのよね。気のせいかもしれないけど笑

でも確実に量としては、この数年の中でも群を抜いて消費しているので、頑張って続けてみようかな。

 

やっぱりリーディングしていて映像のようにどんどん内容が入ってくることが多くなってから、英語から日本語の同時通訳で何を言っているのかストーリーが分からなくなることがない気もします。

 

 

 

 

このポッドキャストを聞いていて(日本語です)、勇気が出たのでシェアしておきます。押し付けがましくなく、力んでなくて、好きなんですよね〜

 

学習しているときには、2歩下がって3歩進むという話。人間には恒常性を大事にするホメオスタシスという機能があるから、新しく覚えたり始めたことは、これまでの状態とは異なるがゆえに忘れるもの。だけどそのまま前進し続けることで、身についていく、だからあきらめないで、ということでした。

 

英語もそうだと思います。

通訳もそう。

突然楽になったり、突然わかるようになったりするのはそうした生物学的なこともあるので、諦めずにしつこく頑張れば逆に芽が出るということですね。

 

 

‎毎日5分パリのテラスのキャリアカウンセラー:Apple Podcast内の学びは2歩下がって、3歩進む

通訳とバナナ

トライアスロンの選手が途中の栄養補給にバナナを食べると知ってから、通訳案件の栄養補給にバナナ🍌食べてます。チョコだと口の中が甘く唾が出てこなくてあまり優秀な栄養補給にはなりません、個人的な経験からすると。

 

ここまで書いたところでベテランの方がバナナを一房持ってくることを思い出しました。

 

バナナはおなかも満たされるし、水分もほどほど。集中力が途切れなくて非常にいい。受験生とかいいかもね。

 

そして一日中通訳していないといけないときは、お昼ご飯をどかんといれずに、ちょこちょこ食べるのが正解みたいです。ぼーっとならずに一日中集中してイケました。以前に、一日中の(というか夜から明け方の)会議の直前に、何も考えずにカレーを食べて頭をたたき起こすのにとても苦労したことがあります。

 

良いパフォーマンスは良い栄養補給から。これ本当です。昨晩もだいぶバナナのおかげで通訳スムーズでした。

大量消費と反復練習で上達

morning

 

さほど驚くことでもないかもしれないことも、改めて断言されると納得することってありますよね

 

英語の上達には大量消費、反復練習が大事だそうです。今度引用元の書籍について触れたいと思いますが、読んだ記事をもう一度音声で聞く、なんてこともドンピシャにいい訓練方法だということがわかります。

 

ということで、私も今更ながら、そうなのね!と思い、実践している最中です。

The Economistのまわしものでもなんでもないですが、The Economistの記事を読んで、その音声を聞く、ってこと続けてます。

 

アナウンサーが読んでくれているので、よくニュースサイトにあるロボットが読む英語とは違います。

 

知らない単語も自然に頭に入るようになるし、遠かったトピックも近くに感じるようになります。

 

 

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朝イチのウォーキング始めました。ボクシングで疲れた左側の肩甲骨を動かすのにピッタリだそうです。

 

そしてボクシングからホットヨガに切り替えてまだ日が浅いですが、気持ちよくてやみつきになりそうです(すぐのめり込むタイプ)

家でヨガは大学生の頃からやっていましたが、習いに行くのは初めて。筋肉痛あること考えると自己流とは違うんでしょうね。

たぶん英語も通訳もヨガも一緒なんじゃないかと思います。学校に行くと、基本、標準はどんな感じか、その世界を見せてもらえます。

通訳に失敗はつきもの。切り替えてすぐ集中しよう。

FTに以前載っていた通訳についての記事。

Dancing on Ropes by Anna Aslanyan — the joys and terrors of translation | Financial Times

 

印象的であり、真実をついている一文があったので引用します。

Translation is at the heart of human understanding — and misunderstanding.

 

歴史の中で大事な役割を担ってきたことに触れつつも、きっとこの記者さんも通訳者使ったことあるんだろうな、と思う一文です。

 

その誤解は人間が通訳している限り、発生するものなんだろうと個人的には思うのです。当然通訳する方は完璧目指して仕事するわけですが、誰の言い分も間違いなく分かる全能の神ではないし、内容は伝えていても通訳者の話し方でオリジナルと変わる話の方が多いのです。

 

通訳者も人間で、パーソナリティがそれぞれあります。通訳に当然反映されてしまうものです。

 

最近は、内容の完璧さは目指しつつも、通訳していて誤解が生じてもあまり自分を責めすぎないようにしています。次はがんばろう、と。

 

それは続けて集中していい通訳をするために、自分のメンタルもサッパリしている必要があるためです。

 

だからといって、迷惑かける通訳でいいわけではありません。引き続き研鑽する。

 

失敗することは大事だと思います。

自信も同じくらい大事です。

 

失敗を知らずに自信ばかりついたら傲慢になりますし、失敗ばかりでは通訳やめたくなります。

 

失敗しても反省して、サッパリすぐに集中する。

私が長く通訳していくには必要な心がけだと思っています。

 

帰り道は涼しい風で雨も降らず、空がお疲れ様してくれているようです。

ありがとう〜

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同時通訳のスプリットアテンション

速い英語よりアクセントのある英語を同時通訳するときはエネルギー消耗します。聞く方に重心もっていかれるためです。
聞く方にあまりにも重心持って行くと、日本語のアウトプットからアテンションが離れすぎて、コントロールが難しくなります。
 
このバランスをできる限り崩さないことが、疲れず長時間通訳し続けるコツかもしれません。
 
 
今日も同通一日。
サッパリとバナナ食べて集中していくぞー🍌

単語を増やすには、出会う回数を増やす

ボキャブラリを厚くするには、何度も出会って記憶を少しずつ深く深くしていくしかないです。

 

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わたしはThe Economistで多読してます。

わからない単語を全て調べていると流れが止まるので、どうしても個人的に気になった単語だけ、こうやって調べます。

 

うちに帰ったら裏紙にでも書き出しておくと、その一手間で『あ、前に出てきた』という記憶に結びつきやすくなります。

 

手と口を使うと暗記しやすくなることは研究でも知られていますので使わない手はないと思います。

VIP

通訳していると普段会えないようないろんな方にお会いします。通訳者という職業の特徴によく書いてある文面。実際それはその通りなんですよね。

 

そういう方々とお会いする瞬間というものは思っていたよりも自然で地味で、同じ人間なんだなあと感じるんですよね。

 

テレビでしか見ない人を目の前にしたらラッパが鳴り響きそうだな🎺パパパパパンパパパンパ..

と勝手な妄想が膨らみますが、何人ものSPのあとに普通に目の前に現れて、気づいた時には仕事終わってます。集中していると相手がVIPでも、街中インタビューでも、正直変わらないのです。社内会議の通訳も、首相を目の前にした会談も、やることはびっくりするほど同じなのです。VIPにはプレミアム通訳、みたいなサービスがあってもいい気がしますが、そんなものありません。

 

 

ただVIPであることの重みは相当なものなんでしょうね。そしてそのVIPを守るSPさんも相当神経使う仕事だと思います。SPさんと一緒に動いたことありますが、なんだか007を本気で思い出す仕事ぶりでした。

 

 

安倍元総理、残念でなりません。本当に本当にお疲れ様でございました。そしてありがとうございました。