通訳者Mのブログ

通訳者の毎日をシェアする通訳ブログです

勝って兜の緒を..

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アプリでも紙でもなんでもいいですが雑誌や新聞読んでいると難なく読める記事は通訳を続けていくうちに増えていきます。が、たとえばこのハイライト前後の文章が耳から聞こえてきたらどう分かりやすく日本語にするか

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-The Economist

 

意味はわかるけど、尺に収まる日本語がすぐ引き出しから出せるか?そのあたりが英語が話せることと、通訳の違いなんだろうなあと。

 

こういう瞬間なんですよね、通訳が分かる、できるって感覚から、通訳っていつまでたってもものにならないって感覚になるのって。まあだから勉強する気にもなるし、続けているんですけどね。

 

出来るって感覚は大事です、自信を育む上でも。自信も通訳する上で大事だし。でもそのできるって感覚はテーマによって、その文のニュアンスによって変わります。流動的。お客様の評価も過去比較との相対的なものです。だからこそ自分にとっての理想とか基準を自分の中に持っておかないとぶれます。

 

明日も高みをめざそーう

the story of my life

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準備は100%したいけど厚い資料が家を出る時間の1時間前に来たらどうするかって問題

 

もうそういうもんだと思うしかないんですよね

だからこそ普段からの知識の厚みが必要なのであって。

 

資料がなくても資料がギリギリでも通訳がうまくいかない言い訳には出来ないのです

聴衆はそんな事情知ったこっちゃないですから

 

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先週は天候悪くフライトがだいぶ遅れました。

突然の待ち時間も、フライト中もKindleがmy buddy

 

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フライト前の一服

 

洋画で知らずのうちにトレーニング

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慣れは侮れないです。英語だけでなく何にでも当てはまりますが、初めはぎこちなかったことも慣れて、慣れたことを繰り返していくうちに当たり前になります。

 

リスニング一つとっても、通訳学校を出た時の聞き取り能力と今では違います。

 

CNNのように分かりやすい英語に毎回あたればいいですが、そんなことはありません。ノンネイティブの人口の方が多いそうですし、実際通訳する相手がネイティブだったらラッキーなくらいです。それでも完全に理解して日本語にすることが通訳さんなら出来ると思われています。

その環境で毎日通訳していれば、聞き取れるかなあという恐怖より、聞き取れなければ訳にならないので必死なので、そのうち聞き取れるようになっていきます。

 

翻って最近の話になりますが、洋画を見始めてからちょっと感覚が違います。ポッドキャストと違うらしく。仕事が忙しくて感覚がまた遠のいたなと思って洋画再開してまた戻るという感じ。

 

なんでしょうね。やっぱり日常会話が多いからでしょうか。洋画のあとポッドキャストやニュースがやたらに聞き取りやすくなってたりします。

英語を話す時のすべりもよくなったり、より自然になるから不思議です。脳が無意識のうちに真似しようとしているのか。

この訳をあの人が言うならどんな英語になるかって無意識に考えている気もします。そうすると日本人の私が英語を話すより、出る気がするんですよねうまく。

 

いずれにせよ環境は自分でいかようにも作れるってことです。今晩も一本行くかー。

all ears

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ある時私が逐次通訳で訳している最中に会議参加者がざわついたことがあります。隣に座っていたお付きの人も『え?』と。

スピーカーが勘違いをした発言をして私がそのまま訳した為ですが、勘違いしていたことが判明したが故にその後の議論につながりました。

 

通訳者としては訳している最中に、えそれは違うよという反応をされたら頭が真っ白になってしまいそうですが、基本的に聞こえたことを訳すべきです。と私は思っています。それは違うかもと思っても社内通訳でもない限り、自分があっている確率はどのくらいでしょうか。この辺りは通訳者によってスタンスが違いますが私はそう思います。

 

自分の訳の後に(もしくは最中に)ハレーションがあってもその時点で狼狽えると、この通訳者大丈夫かと不安にさせます。大体そのハレーションは通訳に対してなのかスピーカーに対してなのか分かりません。

 

現場で頼れるのは自分の耳のみだと寒気がしたのを覚えています。耳、ほんと大事です

すきまの時間を切り捨てない

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仕事にプライベートに意外とバタバタした年始でした

家族、家事と仕事、すべてカバーしないといけない人にとってはどう時間を捻出するかは常に付きまとう問題

 

私たちの1日は隙間時間しか残されていないという記事を読んだことがありますが、腰を落ち着けてポッドキャストなんて聞けないし、文法書を半日かけて読み返すなんてこともしている時間は普段ありません。個人的には年末年始にすらその時間がないんだから一年のどこにもそんなまとまった時間はないんだとむしろ開き直れた年始でした。

 

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ということでキッチンでポッドキャストが定番

 

通訳学校に通っている時は帰宅してから寝るまでの2時間はみっちり勉強してましたが、そんなにまとまってやりたいだけ勉強出来たのはあれが最後。

 

でも思うのは意外と時間がない時の方がスキマで集中できるってこと。制約がかかっている方が人間集中できるそうで、逆に終わりが決まっていないとやることが増えるというのは心理学でもよく知られた話です。

 

スキマ時間を味方に、無駄にせずに

 

 

この本は勉強になりました。今流行りの教養としての、という文言がありますが、テキストのようにわかりやすい一冊です。

教養としての「金利」

今年一年は日銀の政策が動くかどうか、むしろいつ動くか注目の年です。FRBは3回ほど利下げという話がもう出てますが、日常の会議でも、これまでの金利上昇を前提としたビジネス環境からまた少し違った景色の話が多くなるんだろうと思います。

情報収集

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今年振り返ってみても案件によっては基本的なところからリサーチしないといけない場合もあって、あちらのリンク、こちらのリンクとあちこち調べ回らないといけないのですが、MicrosoftのBingにGPT-4搭載されてからは楽になりました。複数のサイトから情報を引っ張ってきて概要から詳細まで出してくれるので、情報が集約されてタイムロスが少ないのでホントありがたい。

それでも体系だって書かれた本を読んで知識の森を形成することも長期的に見たらとても大事なことで、かつ、自分の身を助けるので時間がある年末年始、こつこつ本を読んだり調べ物をする予定です。

 

今年は花屋さんへのチューリップの入りが早いらしく、うちの食卓も早春です

 

英日同時通訳の慣れ

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一昔前、先輩にどうしたらそうやって英語から日本語の同時通訳出来るようになるのか、と聞いたことがあります。その当時は練習しても本番では当然毎回聞こえてくる文が違うし、一向に出来るようになる気がしないなって思っていたんです。

 

あれからどのくらい経つかな。2,3年か。

今思うのは、ある程度時間が必要ということ。つまり慣れも大事。

『場数よ~』ってベテラン先輩たちがよく口にするのは、そういうことなんでしょう。

 

だから今悩んでいても、「私は向いていない」と思ってしまうのは仕方ないけれど(私もそうだったんで)、あきらめずにひたすら上手な先輩の真似をすることをおすすめします。同じに出来ないのはどこに原因があるかを突き止めることが出来るから。

もしくは何度も何度も同じ音声を使って練習して、スルスル出来るようになるまで仕上げてみて、何が出来ると違う音声でも出来るようになるのか研究すること。あんなに嫌だったのに好きになるのだから、分からないですホント。

 

その過程で、どんなスタイルが良いか見えてきます。

自分の通訳スタイルはあった方がいいです。帰れる場所が出来るから。なんとなくやっていると、毎日違うスタイルのパートナーに出会ってアレもいい、コレもいいと思っているうちに分からなくなってきます。

まず自分のフォームを固めるところから。

 

今年は年明け早々、仕事で標高が高いところに行ったら日差しが強すぎてその場しのぎのつもりで買ったRay-Ban

2023年は国内外どこまでもついてきてくれてお世話になりました。

来年もよろしく

通訳の終わりと次の通訳の始まりをつなげる

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更新が滞っていましたが多くの方に見て頂いているようで、感謝です。

 

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最近はパソコンケースのみで移動することが多くなりました。イヤホンとノートとペンがあれば事足りますし何より身軽なのがいいです。気持ちが軽くなって仕事に集中できます。

 

集中しすぎて真面目に通訳しすぎて今日は酸欠になりました笑 高速スピーカーの同時通訳を本気出しすぎました。笑い事じゃないですが、結構通訳ブースの通気が悪いところあるんですよね。

 

でもやっぱり本気で仕事した後は気持ちいいです。

 

逐次通訳する時って、英語を聞き取ったり自分のアウトプットに重きを置きがちですが、それと同じくらい自分の通訳だけ聞いている人がちゃんと繋がったロジックで聞いて頂けているかの視点も私は大事だと思ってます。逐次通訳が終わったところと、次の逐次通訳が始まるところのつながり。一つ一つの逐次通訳が単独で存在するのではなく、全部繋がっているように訳す。言うは易し、で意外と通訳にいっぱいいっぱいになりすぎるとその意識が薄まるから大変なんですけどね。

flush flush

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嵐の前の静けさです

コロナ明けて現地に足を運んで通訳することが多い最近です

先生も走る師走

 

こういう忙しい時期、一つ一つにちゃんと向かい合って仕事をする

大事ですね

準備の濃淡

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いま通訳業界は繁忙期というやつです。

雑に仕事をしない。こういう時とても大事です。

 

優先手配や指名などの評価は何もないところから湧いてくるのではなく、一つ一つの積み重ね。会議が終わってお客様から直接アプローチされなくても、どこで誰が聞いているかわからないのが会議です。

 

 

24時間の手持ちはみんな変わらない中で、どう準備して、どう濃淡をつけるか、繁忙期には悩むところです。こういう時に自分を助けてくれるのは普段からの情報収集だったりします。経験を重ねないと勘は働かないと言われたこともありますが、少しずつは効いてくるものです。

案件のトピックのリサーチを少ししてみて、全体像がザックリ見えて、どの部分の話をするのか、そしてそこに関係するトピックはだいたいココとあのあたりかな、というのが見えないのは、個人的には危ない案件です。そういう調べても調べても無知の知...を感じるような案件は手厚く集中して準備します。他の案件の準備に手を抜くわけではありませんが、濃淡は非常に重要です。全てベターっと準備してもそもそも時間は足りないし、成果は上記のような理由からあまりあがりません。

そういう感覚とか直感って、この忙しい時期とても大事です。

on my way back

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出張に行く度に思うのです。

移動時間がちょっとした気分転換とはなるけれど、通訳という仕事の観点から考えたら腰をギリギリまで落ち着けて準備ができる日本もしくは東京案件がやはり一番いいなということ

 

それで、パイロットの仕事を身体で感じて帰ってきた今回の出張、大変刺激になりました。今回は冬ということもあって結構フライトが揺れたんですね。どのパイロットもベスト尽くしたところで天候をコントロールできるものではないと思いますが、落差を少なく感じたり、知らぬうちに眼下に空港が見えるくらいアプローチしていたりするフライトもあれば、そうではないフライトもあるわけです。カクカクして降下するフライトもあるし、風をまともに受けて大きく揺れるフライトもあります。

 

復路のフライトは大きく揺れるアナウンスが始めから入り、上空で待機命令も出ているということだったのですが、往路のパイロットと違って非常にはっきりと、落ち着いた機長の声。あ、もうこの人に任せよう(任せるしかないんですが笑)って思いました。

 

かなり強く揺れますとアナウンスあったにも関わらず、揺れながらも気づけばスムーズなファイナルアプローチでした。到着出口に駐機してからもトーンの変わらない機長のアナウンス。この人みたいに仕事しようと思いました。

 

つまりA地点からB地点までのフライトという意味では到着すればどんな飛び方をしても任務完了かもしれないけれど、どんなフライトサービス、どんな仕事をしたかで中身は大きく異なって、スタンダードよりも上振れた分はユーザーから高評価になるという、そういう仕事の仕方です。

 

カレンダーを埋めるべく案件をこなすのではなくて、人のために明日も仕事をする、そういう心構えが必要だと再認識しました。

学ばせて頂きました🙏

The Economistだけは読む。そして歴史小説も文学も。

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久しぶりのリレー

手前に光っているのがオリジナル言語を聞くボタン。英語以外の言語が聞こえてきた場合は隣のRELAYを押します。

通常のオーディエンスに通訳する時もちゃんと通訳しようって気はもちろんあるんだけど、リレーする時って隣の他言語通訳者もプロで、自分の出した文章を聞いて通訳させていると思うと、緊張感があります。

 

 

 

先日紹介したNews Dietについて少し補足。

News Diet

著者はニュース消費を減らすメリットについて語っていますが、The Economistだけは読んでいた話が載っています。他は皆切られても生き残ったのね、とThe Economistの価値を再発見した気がしました。ニュース消費量は削ってますが、The Economistは引き続きたくさん読もうと改めて決意した次第です。Kindleでたくさん読むようになってから、オンライン記事のThe Economistも難なく読めるようになっています。慣れってすごいです。。今までは紙が絶対いいと思っていたのに。

 

 

読むのは好きで大学生くらいからずっと強弱はあるものの断続的に読書習慣は続いているのですが、通訳という言葉を扱う職業についている限り読む量は維持したい、出来れば増やしたいと思っています。なぜなら英語でも日本語でもリーディングはスピーキングやリスニングの基盤だから。それに本を読むと考えるクセもつく気がします。常に誰かと対話している状況ですもんね、読書って。

 

ただ飽き性の私は一冊ずつ読めず。ここでもKindleは威力を発揮してくれています。軽々片手で何冊も持ち歩ける感動。

仕事の行きは歴史小説読んでたけど休憩時間は洋書読もう、帰りはビジネス書読もう、寝る前はロシア古典行こう、とか、あっち飛びこっち飛び。落ち着きないです。

いいのさ趣味だもん

 

 

ちなみに今読んでいる歴史小説司馬遼太郎国盗り物語

昔読んでいた時に3冊まで読んだのですが、もう忘れているので1巻から読み直し。

斎藤道三の一生です。面白すぎます。私も高い高い目標を持ちたくなってきました。

国盗り物語(一)(新潮文庫)

 

歴史小説読んでみよっかなーの方にはこれがおすすめ

司馬遼太郎なのに1巻のみ。

徳川慶喜の一生についての一冊で、最近NHK大河ドラマにもなりましたよね

慶喜wayで物事考え始めてしまったりするくらいハマりました。1巻だからあっという間に終わってしまいましたが。

最後の将軍 徳川慶喜 (文春文庫)

 

ロシアとウクライナ紛争始まってだいぶ経ちまして、気づいたら中東でも紛争が勃発していますが、トルストイ戦争と平和はそんな視点から読んでみたくなってトライしています。

ドストエフスキーは読んだことありましたが、トルストイは初です。ドストエフスキーほどあくがないですが、どちらにしろロシア文学は描写が細かい。物事を説明するのにそこまで言葉数をさくかい普通、という発見です。人の表情とか。思わず想像してしまう細かな描写です。

戦争と平和(一) (新潮文庫)

 

とにかく読んで読んで、通訳の仕事もしつつ、読んでいます。

この職業の特徴

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仕事で夜遅くなってもエスプレッソと本片手に帰るのが昔からのルーティンです。自分の世界に早く戻る感じがするんですよね。通訳者をする前は英会話講師をしていたのですが帰り道22時半も過ぎるとカフェなんて開いていなくて、それでもコンビニであったかいコーヒーが買えると幸せで。

 

ともあれ通訳者をしていると色んな世界の人に会います。本当に世界が広がります。

場所も様々。

高層ビルで同時通訳したかと思えば地下の日本料亭だったり、普通に生活していたら入らない場所でも通訳は日々発生しています。企業の会議もたくさんあって、会社員であれば何社ものボードルームに入ることはないと思いますが通訳者にとっては日常茶飯事で、たまに振り返ると特異な職業であることを感じます。

 

冗談ではなく誇張でもなく、隣にもしくはすぐ目の前に世界が広がっていて、明日にでも地球の反対側で起こっていることを自分のことのように話しているかもしれない不思議な職業なんですよね。

よく分かると思えばすぐに分からなくなって、気が抜けない仕事です。

しかもit's not fair...と思う時も少なくないんですよね。笑

資料がしっかり頂けないのに、通訳は完璧でないといけない無言のプレッシャーがあったり。

外国人が日本人のプレゼンターに質問攻めにする質疑応答の時間もスリル満点で。

個人的に好きな部分です。もっと上達したい。質疑応答でかみ合った時が最高にスッキリします。それが好きでやっていると言っても過言ではないかもしれません。

日本人が外国人に質問することはないの?と思うかもしれませんが、逆はあんまりないんですよね。日本人、あんまり質問しません。なんででしょう?恥の文化だからでしょうか。このあたりの日本人についてよく知るには菊と刀 (光文社古典新訳文庫)が一番いいです。現代は少し変わったところもありますが、根本的な日本人的思想を理解するには十分すぎるくらい、研究しつくされています。(アメリカ人の著者によって、というのがなんだか複雑な気持ちになるところですが。)

菊と刀 (光文社古典新訳文庫)

VCとニュース

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今日は珍しく本の紹介

 

スタートアップ投資のセオリー――米国のベンチャー・キャピタリストは何を見ているのか

ベンチャーキャピタルの実態、歴史を知りたい場合はから一冊で概要を網羅出来ます。米国で実際にVC業務をしている日本人の著者だからこそ見えるアメリカと日本の違い。分かりやすく後半で説明されています。

 

The Power Law(ザ・パワー・ロー) ベンチャーキャピタルが変える世界(上) (日本経済新聞出版)

こちらはVC名や投資家の名前など固有名詞が大量に出てくるプラス翻訳ものです。少し読みにくいですが、VCの世界をつぶさに近くから、遠くから描いた本です。固有名詞が多すぎて細かすぎてベンチャーキャピタルの概要を知りたい程度の読者にはtoo much

 

News Diet

これは考えさせられる一冊でした

ニュースとの付き合い方を考えさせられます。そして同時に、物事の理解を深めることのできる読書の重要性について納得する本。

通訳しているとなかなかニュースとは手が切れません。が、誤解を恐れずに言えば、血眼になって地球上で起きていることを知らなくてもいいんじゃないかということ。なんとなくニュースを追いかけていなくては、という切迫感やプレッシャーから解き放たれて、読書におかげさまで没頭出来るここ最近の日々を考えると、この本が言ってることは一理ある、と思っています。

 

通訳者として完全にニュースから手を離すのは危険ですので、あくまでも横目でキャッチアップしつつ。

 

Kindle Readerで読むようになってあらゆる本に書いてあるように本当に読書量が増えてます。びっくり。

 

あ、でも紙でも読んでます

ヨガライフ 体と心が目覚める生き方

ヨガ的生き方の本。

 

オリジナルとの乖離

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これまでKindleアプリを使って電子書籍を読んでいましたが、Kindle Readerを使い始めたら気に入ってしまって、紙の本以上にぐんぐん読めます。何かやっていても片手で読めるのは、本当にありがたい。紙の本はそういうわけにはいかず。目にも優しく全く疲れないので寝る直前まで読めます。

アプリとは全く違う読み味なのでこれは本当におすすめしたい。

 

海外著書の場合はレビューや評価が高い本は中身はおもしろいんだろうけど翻訳がいまいちだとなかなか進みません。いまいちな翻訳って、原文に忠実すぎるんですよね。通訳を仕事にしているからか、原文はこんな感じだったんだろうな、とか考えてしまうような日本語が連発だと、もうちょっと勘弁、という感じで今日一冊挫折しました。

 

通訳も同じで、通訳者を介すことで聞いている人を疲れさせないようにしないといけないなと改めて思います。人の話って抑揚とか間とか、全部含めて、印象が出来上がりますよね。通訳はスピーカーになることはできないから、スピーカーの思い通りの通訳っていうのは難しいかもしれないけど、聞こえてきた原文から受ける自分の印象は少なくとも通訳には残したいなって思うんですよね。機械的に違う言語にするんじゃなくて。元の言語で聞いている人には、雰囲気やトーンを含め印象が残るはずだから。

 

Equity-身長に応じた台座を置くことで、皆同じ状態で試合観戦が出来る

 

よく人事の話で出てくるequity

通訳ってまさしくequityの為にあるサービスだから、みんなが同じものを同じ目線で受け取れるように少なくとも通訳者は努力しないといけないと思う。